2017年8月14日月曜日

58回目◎ 7月4日

*副反応を考慮して前回よりマイルドなブロック
 今回は治療室に入ると、医療秘書のAさんが手の具合を聞いて下さり、おかげさまで完治していますとお礼申し上げました。
 ほどなくF先生がいらっしゃり、耳鳴りの状態はまずまずだったことを報告。
 前回はこの注射のMAXのところに入れて頂きましたが、左右両方に嗄声があったので、先生は
「あそこまでは効かさないないようにします。あまり効果を期待しすぎてリスクを負うととんでもない落とし穴にはまるときがあるので・・・つねに油断はしないですね」と命中率が上がった分さらに慎重になられているようでした。
 左が先でしたが、今回も薬が入る感覚がわかりました。しかし、前回ほどいきなり頭のてっぺんまでのぼってくるような感じはありませんでした。コントロールされ、神経節を直撃せずいいところにいったとのこと。
 休むこと10分程度。この間に耳鳴りがいつものように小さく高くなりました。
と同時に少しノドにきていました。
 今回も両方ノドにくると思いますよ、と右をやる前から予告されました。ただ、呼吸が苦しいとかはありません。少しガラガラする程度でした。


*患者との信頼関係の上に可能な注射
今に始まったことではありませんが、F先生はリスクを極限に下げることを念頭においていらっしゃいます。
最近はエコーのおかげもあり、薬液の命中率が非常に高いので、効けば効くほどリスクと隣り合わせなのだそうです。
 薬液を入れる場所が重要みたいで、直接(神経節に)刺すか、皮一枚はずすか、1センチ離すかというようなコントロールだそうで、薬の量ではないようです。薬の量は最小限でも場所によって莫大な効果が出るのだとか。
 キシロカインは神経毒だと仰いましたが、そう聞くとちょっとギクッとします。そのキシロカインの効き方、反応の仕方は人によって違い、特に薬に対する体質の弱い人は、普通に回復しないこともあり、その境界線を見極めていかなければならないそうです。
「こちらも命がけになるわけです」と、それは医者生命をかけるということなのでしょう。
ブログでもよくコメントされていますが、この時も「この病気(難病)は信頼関係がないと進めないんです。」と仰っておられました。
 命がけの治療は決して大げさではないんだなと、改めて感じると同時に自分の体に責任を持つ重要性を確認したことでした。

右の注射も左と同じような感覚でしたが、ノドは左のときほど嗄れることはありませんでした。
右の耳鳴りはそれほど強くないので、変化なしでした。
今回は嗄声が少ない分(というのも変ですが)、耳鳴りの軽減度合も前回ほどではありませんでしたが、小さく高くなったので、私の耳鳴りレベルではこれが上限なのかもしれません。


*CBPカイロの進捗状況を聞かれ
「ところで、美実さんは月1回ぐらいカイロに通われているんですか?」と聞かれ、月2回くらいのペースで伺っていること、毎回痛い~を30回くらい連発する(本当に体がガチガチに硬いためです)くらい、それなりにハードな治療をしていること、家でストレッチポールを背骨に入れる、頸椎矯正用枕を15~20分当てるなどの宿題が13種類ほど出ているが、とても全部網羅できず、しかしできるだけやるという状況で続けていること、などを報告しました。
「ちょっとずつ曲がるようになってますか?」と聞かれてウッと詰まってしまいました。(笑)
いずれ遠くない時期にレントゲンを撮り、背骨の曲がりがどの程度矯正されたか判定されるのだろうと思いますが、まだ半年も経っておらず、成績はさしずめ赤点だろうなぁと予想しています。
 とにかく、長い年月がかかるでしょうから、まだまだというところです。
 ちなみにこの治療も治療師の先生との信頼関係が大事だなと感じます。


*耳鳴りの経過良好なれど1週間後軽度の熱中症に
3週間の間、時に起こるキーンという一過性の強い耳鳴りと難聴感が全く出ませんでした。
浮き沈みもなく、大きくもならず、しかし消えるということもなく、現状維持です。
 これはやはり命中率の各段に上がったブロックのおかげではないかと思います。
 ただ一度、ブロック約1週間後、急な気温の上昇で、暑い自室での睡眠で熱疲労を起こしていたらしく、軽い(いやもしかしたら中度)熱中症になってしまいました。
 出勤途中から頭を締め付ける頭痛と吐き気に襲われ、まずいなと思ったのですが、終日スポーツドリンクを飲みながらなんとか仕事をこなしました。その間、考えが纏まらない、喋るとき何度も噛んでしまうという状態で、これはまずいかも、と病院に駆け込むか微妙なところでした。
が、夜になりおさまってきたので安堵したのですが、なんと翌々日にも似たような頭痛と吐き気。
再発かわかりませんが、熱中症の頭痛はしつこいようです。
 ちなみに頭痛薬は返ってよくないとネットにあったので服用しませんでした。
 この時はさすがに頭痛がピークの時は耳鳴りも大きくなってしまい不安になりましたが、治るといつのまにかいつものレベルに戻っていました。
 これらもやはり脳の血流不足からくるものらしいということが、次回のF先生の話でわかったことでした。