2016年5月30日月曜日

30回目◎ 2016年5月20日

*30回の節目に
 過日耳鳴り治療半年を振り返りましたが、それらに加え、注射後の反応とその後の経過について、毎回違うながらも2つの傾向があると感じています。

 1)リバウンドがはっきり来た時、その後耳鳴りが小さくなるのも明確。
 2)リバウンドがあまり強くないときは、耳鳴り軽減もあまり顕著でない。

リバウンドは最近以前より少しレベルが下がった感じですが、しっかりきた方が後が小さくなると思うと通過儀礼のようなもので、むしろ後に期待したりします。
とはいえリバウンドの程度も人によって違うようで、耐え難い強さになる方もいらっしゃるようですから、ないにこしたことはないと思います。
私の場合は耐え難いレベルでないのが救いかもしれません。

この2つの傾向を感じているとF先生に話すと、それは理論的に正しいのだとか。
期せずして理論通りの反応なわけですが、それが改善に向けての正しい反応だとすれば方向は合っているのでしょう。

それから前回からの経過について、リバウンドありで快適日が3日だったこと。
左側の注射後のふくらみはあまり効果に関係なく、直後の頭酔いは、むしろ薬がよく効いたためではないかと思ったことを先生に報告しました。

前回注射後のふくらみを気にされていたF先生ですが、問題なかったので、救われる、ふくらみが出ても変わりないというのは嬉しい、と仰いました。
的確な注射を極め続けながらも、100回やれば100回とも違う注射なのだそうです。
「救われるなぁ」という言葉に、1本1本の注射に重い責任を背負って打って下さっているのだなということを今頃改めて思い出す始末。
感謝の念を新たに。

今回も左右2%のブロック注射でした。


*治療間隔が少し不規則に
 いまやF診療所は通院圏内の方はもちろん、全国から集まる難病の患者さん、そして増えてきているらしい突発性難聴や耳鳴り治療の患者さんでパンク状態になってしまっているようです。
 連日F先生とクリニック主任のAさんは必死の治療と対応をされています。
 そこで、私も治療の間隔を少し空け気味にすることになりました。
 これだけの回数です。本当は卒業しているところかもしれないのに・・・。
 F先生がどう見極められるか、私も自分なりの着地点を見出していきたいと思います。

今回は10日の間隔。1週間過ぎたらじりじり悪くなるのかなぁ、と思いながら過ごしましたが・・・。

注射当日×:午前の受診。直後の耳鳴り軽減が少しで、ほどなくリバウンドとおぼしき強さの耳鳴りで午後の仕事は煩わしかった。
1日目◎:朝からすでに小さ目。リバウンド通過かもしれない。日中7割減くらいでほとんど
     気にせず過ごせた。早い立ち直り。
2日目△:なぜか少し後退。耳鳴りと関係ないが、珍しく目がかすむ。
3日目◎:8割減くらい。嬉しい。これが続けばゴールも近いのだが。
4日目◎:昨日とほぼ同じ。深夜に少し強くなる。
5日目〇:少し強くなったがまぁまぁやり過ごせるだろうという程度、
6日目×:なんと、久しぶりに早朝目覚めた時頭を動かしたら回転性めまいが!
     耳鳴りもいきなり強い。なんてこと!
     めまいは、起床まで1時間弱あったのでただひたすら静かに頭を動かさずじっとして
     浅く寝たら収まっていた。
     助かった、出勤可能。
     念のため、常備しているめまい止めと吐き気止めの薬を服用して出た。
     しかし、耳鳴りは終日うるさく、仕事中もかなりわずらわしかった。
     夜は気がたっていたので、頓服として睡眠薬をのんで寝た。
7日目△→〇:昨日の状態を引きずらずにすんだ。
      朝は耳鳴りが強かったが、日中仕事に集中していればあまり気にならない。
     復活しそう。
8日目◎:朝から耳鳴りが小さ目。復活したみたい!
      終日耳鳴りを気にすることがなかった。
      一昨日のうるささから解放されたし、浮上できたのが嬉しい。 
9日目◎:部屋の気温が上がり、睡眠の質は今一つだったが7時間くらいは寝られた。
     今日もほとんど耳鳴りを気にせずすごせるレベルだった。
     深夜は若干強くなるが、いつもよりは弱め。とてもいい傾向。

*改善の土台ができつつある?
 やはり睡眠不足は要注意です。
 昔から回転性めまいはたまに出ることがあり、酷い時は出勤不能で、何度か休んでしまったことがありました。耳鼻科にいくにもグラグラで、吐き気がするので行くのが困難なほど。いつもただひたすら横になり頭を動かさないようにして安静にし、嵐が過ぎ去るのを待つという感じです。
 今回は1時間足らずで回復してくれたので、胸をなでおろしました。
 が、耳鳴りも強くなりもとに戻ってしまったかなぁと、しまったという気分でしたが。

 その後なんと急浮上!
 いや~、嬉しい!ほんとうに!
  10日間中、合格日7日、快適日5日です。
 6日目には早くブロック注射していただかねば、後退してしまう~という焦りの気持ちになっていましたが、もちなおしたことが今回の大きな前進です。
 治療継続による底上げ効果が出てきたのかもしれないとも思います。
期せずして今後は少しずつ治療間隔があくことになるので、この底力が確実かどうかも確かめられそうです。

今後の更新は少し不定期になりますが、引き続き前進、後退、ともに書き続けていきます。



2016年5月20日金曜日

29回目〇 2016年5月13日

*予約いっぱいの中
今日も患者さんが待合に数名。昨秋と比べ明らかに患者さんが増えています。
F先生の治療には回数を重ねる治療が多いわけで、待ち時間ができるのもやむを得ません。

さて、前回はその前のように6日間連続とはいかず、4日間くらい良い状態だった一方、数年ぶりに8時間一気に深く眠れたことをF先生に報告しました。
「いかに交感神経がどれだけ(睡眠の)じゃまをしているかということですね」と言われ、自分ではそれほどストレスも感じていませんが、知らず知らず気が張ったままなのかもしれないと思いました。

先生は真剣な面持ちで「できるだけ核心をつくように、狙っていきます」と仰って、左右2%のブロック注射をして頂きました。
実際感触として結構深いところに入った感じがありました。
右は少し痛みがありましたが、左はほとんどなし。
左に関しては、注射したところに膨らみができたそうで(当然私には見えない)、もしかしたら薬液が筋層に入っているかもしれないとのことでした。その場合、効果が出ないのだとか。
しかし、いつもと違った感じもなかったので、そのまま様子見となりました。


*軽い酔いを感じる
注射直後、待合で会計を待っている時、治療開始以来初めて軽い酔っ払いの頭になりました。ふらつきはなかったので、駅までゆっくりと歩き、電車は座ることができたので休みながら帰ることができました。
 ということは、薬がいつも以上によく効いているということかもしれません。
先生は、左のブロックの失敗の可能性を気になさっていましたが、大丈夫な気がしました。


*前回よりベター
駅に着くころには耳鳴り軽減を感じることができました。
4~5時間のことでしたが、最近直後の耳鳴り軽減があまり顕著ではなかったので、気持ちよく嬉しかったです。
このまま続いてくれれば・・・と思ったのですが。

 金曜◎→×:ブロック直後の耳鳴りは小さくなり、電車内の喧騒に埋もれてほとんど
      わからない程度になった。ただ、深夜少し弱めだがやはりリバウンドが
      きた。弱めとはいっても明らかにうるさい。
      それでもまた前回同様睡魔に襲われ熟睡。7時間。
      とにかくしっかり眠れるから嬉しい。

 土曜△:朝からリバウンドの続きのよう。音が心なしかまた変化したようだ。
     さらに高くなった感じ。
 日曜△→◎:目覚めから強めになっていた。音質はもどっていた。
      午後の活動中はうるさいと感じるときもあったが、夕方から軽減し、    
      7割減くらいまで小さくなった。
 月曜◎:朝の耳鳴りが昨日より小さい。終日8割減くらい。
     このくらいだと、外の喧騒の中ではほとんど気にならないレベル。
     これが続けばいいのに・・・。
 火曜◎:昨日に引き続き7~8割減。いい状態が約3日続いている。
     ブロックはたぶん成功だと思う。夜になり少し強くなったが、6割減程度。
     また音が少し高くなったと感じる。
 水曜△:どうしたことか。朝からけっこう強い。いきなり状態悪化。
     やりすごせるが、期待しただけによけい強く感じてしまう。
     睡眠不足も関係しているかもしれない。
 木曜〇→△:良く寝たせいか、朝から弱めになった。半減程度だが昨日に比べれ
      ばわずらわしさはずっとまし。夜に少し増強。


*注射はよく効いた感触
 左のブロックはうまくいっていたようです。7割減の持続時間がのびました。
直後に軽い頭の酔いを感じたことも、薬の効きが強めに出たわけで、この効き目がさらに成績アップにつながってほしいところです。
リバウンドが顕著だと、そのあとの耳鳴り軽減も顕著なことが多いので、最近は不安感より期待感をもつことにしています。
なんとか、〇以上の状態が1週間に延びてほしいです。