*気をつけているつもりでも酷使しているらしい
この半月ほど、また右手首を外側に曲げたり、カギをかけるなどの回旋動作でくるぶし周辺が痛み始めていました。
仕事上、手を酷使してしまうということもありますが、それ以外にキャリースーツケースを引く時、持ち上げる時などでも手首に負担がかかっているようです。
あやしいなと思って軟膏をぬっているうち、珍しくかゆみがでたのでやめ、じりじり痛くなってきたので久しぶりに鍼灸にも行きましたが、筋肉の緊張がましになっただけ。
1回の注射で完治してしまう体験をしてしまった私は、もうやはりF先生にお願いするしかないと思いました。
先生はおそらくTFCCでしょうと仰り、昨年秋同様手首への注射となりました。
レントゲンを撮り、先生はそれを見ながら注射するポイントをマジックで手首にマーキングされ、狙い定めて針を入れると局所麻酔が行き渡るまでしばらく待ちます。
それから非常にゆっくりと深く刺していかれましたが、異物が入ってくる感じはあっても痛みはほとんどありません。
2分くらいは経ったか、けっこう長く感じましたがそのあと、
「プシュッとなる可能性があるなぁ・・・圧が高いと・・・」と先生。
薬液が圧の高さで組織内に入らず外に出てきてしまうということなのかな?
と、次の瞬間薬液がうまく入りはじめたようで、手首の奥に流れ込んでいくのがわかりました。
「これで、大丈夫。・・・でもね、今休めるんでしょう?なるべくこういう動き(カギをかける捻りの動作)はやらないようにできますか」とのご指示。
もちろん今週は極力手首の回旋は避けて過ごします。
*3日で7割減
注射から3日、翌日から痛みは半減し、まだ消失はしていないものの、回旋動作をやってみるとほとんど痛くありません。でも、用心して極力やりませんが・・・。
やはり即効で効いてきます。薬は2週間程度留まって効き続けるようですから、さらに痛みは減るだろうと思います。
早く復帰できそうです。それが何よりありがたいです。
*幸運
関節に打つ注射が難しい技術だろうということは、素人にも想像のつくことです。
そしてF先生の注射は今回もほとんど痛みがありません。薬剤(ステロイド)のことについても言うに及ばず、心配がいりません。
でも、その技術に対する保険点数はあまりにも低いです。
技術に対する価値を無視した値段であり、申し訳ないレベルです。
このへんのことについては、なぜそうなのかを先生ご自身が一番新しいサイトの記事の中でも述べておられます。
保険制度の問題は政治的な要素が絡み、流れには逆らえないのでしょうが、このままいくと、できるかぎり手術を避けて腱鞘炎やTFCCを治したい患者は、西洋医学では治療ができなくなる(というかすでに鍼灸の方に流れている)のかもしれません。
ですから、このような医師にとって理不尽な治療を引き受けて下さった先生には、ただただ感謝するしかありません。
耳鳴りの治療ももちろん、このような治療を受けられること自体が非常に幸運です。
治療が無駄にならぬよう、手首を傷めないように気をつけていくつもりです。
遅くなってしまったので、27回目の治療と経過は後日に致します。