2016年8月6日土曜日

37回目◎ 2016年7月26日

先にあげた耳鳴り治療についてのF先生のご見解を聞いてから、注射になりました。
左右2%のブロック注射。
痛みほとんど無し。副反応も無し。

*前回に引き続き好調、記録更新
注射直後の音の軽減がはっきりで、リバウンドがなく快適な日が多くなりました。

 注射当日〇→◎:リバウンドせず、夜まで快適状態が続く。
 1日目◎:朝はしっかり聞こえるものの、うるさくはない。日中はほとんど気にせず
      活動できた。
 2日目〇:昨日より少しうるさいまま終日仕事に集中していた。
      耳鳴りは常に意識される感じ。集中が勝つのでしんどくはない。
 3日目◎:蝉の声より高い私の耳鳴りは、蝉がうるさくても聞こえているが、この日
      は蝉の音量に負けるくらい小さかった。よって気にならない。
 4日目◎:昨日と同じ程度。
 5日目◎:蝉のおかげでTRT療法まがいの状態なのかもしれないが、気にならない。
      調子がよい。
 6日目◎→〇:日中は持続してくれたが、夜は音量増。まぁ、よくもったという感触。

 7日中、◎6日、〇1日、△無し、快適日6日!合格日全日!

ついに、合格だと言える日がずっと続きました。
やっと・・・ここまできた・・・続けた甲斐があった・・・。なんともいえない気分です。
消失は残念ながらしていません。
しかし、蝉のおかげもあるかもしれませんが、音が高くなっている分、気になり度が以前より下がっています。

快適状態では、ほとんど耳鳴りを忘れている。意識すると聞こえる。
調子が悪いと蝉が鳴いていようと、何をしていようとしっかり聞こえており、音楽などに集中しようとするのを妨げる。

今週はうるさい、わずらわしい、という時間がほとんどなかったと思います。
去年の今頃は蝉と張り合う耳鳴りでしたから、わずらわしく暑苦しく(実際今年よりもっとはやく酷暑が始まっていたっけ)、しばしば耳がしんどく、疲れました。
それに暑さも手伝って、不眠が再発していました。これがきつかったです。
それがなくなったな、と思い返して違いを実感しています。
本当に行きつ戻りつなので、確かにF先生の仰るように改善と悪化のシーソーゲームです。
しかし、そうこうしながらも改善してきたなぁと・・・。

あとは持続してくれることを願うのみです。



*耳鳴りの治療は難しい
私の耳鳴りは、日常生活が手につかなくなるほどの重症ではありませんが、F診療所に来る患者さんの中には、物事の集中ができず、考えることもできないレベルの大きさで、自殺したいと思うほど重症の方がおられるようです。
静かなところがいや、工事現場の横の職場がいいというような・・・どれだけのうるささなのか、想像を絶します。
そういう患者さんを何とかしてあげたいと先生は奮闘されているようですが、やはりこれは日常生活との戦いなので、2、3回やったから治りますよというほど甘くないと思われたそうです。ただ軽い方の中には止まる人もいらっしゃるとか。

何回治療すれば改善するか・・・は本当に人によって違うものではないかと思います。改善しないという方も少ないながらいらっしゃるようですので、耳鳴りの治療はやはり難しいようです。
これについては、日常損傷病学の中の「感音性難聴の根本治療に成功」のコメント欄で、2016年6月24日に先生が治療状況をくわしく説明して下さっていますので、興味のある方はご覧下さい。


*鳴りやむ日は・・・来ない?
注射が終わると、
「完全に鳴りやむ日が来るでしょうか」
とF先生は謎かけのように仰いましたが、返事に困ってしまいました。
ただ、前回からの経過はよかったですと(答えになっていませんが)言うと、
「来るかもしれないなぁと思いつつ・・・」とポジティブに期待をして下さっている言葉に、なんだか気分的に救われました。
そうこうしているちに、今度は高齢の耳鳴りがかぶってくるかもしれません。
私が、高齢者予備軍なので、と言うと笑われてしまいました。

そう、今まで考えてみたこともなかった自分の老化に関して、耳鳴りを始め、手のトラブルや、軽度ながらもあちこちの痛みなどを通して、いろいろ勉強している気がします。

ともあれ、やっとここまできました。
しかし、もう大丈夫!という自信がイマイチです。

メンテナンスの意味合いも含め、もうしばらく、合格ライン持続可能か、治療間隔を適度にあけていきながら様子をみていきたいと思います。