2016年10月1日土曜日

ばね指と手首の治療 2016年8月25日

時間が経っていますが、経過を含めた報告です。

*ばね指(右手親指)と手首くるぶしの痛みとダブル故障
去る7月25日の朝、起きたら右手親指がばね指になっていました。まだ軽いひっかかりで、数分すると戻ったので気にしないでいたのですが、それから、徐々にひっかかりが取れるまでに時間がかかるようになり、指の付け根(手のひら側)に痛みが出始めました。
同時に去年から3回痛めている右手首くるぶし周辺の痛みがまた出始め、今回は2か所同時に故障してしまい、やはりF先生の注射が頼みの綱だと治療して頂きました。

*ばね指は手の甲側から注射
ばね指の注射をF先生にお願いするのは初めてでしたが、もちろん心配などはなく、先生のサイトで読んだ通り、手の甲側の親指の付け根人差し指側辺りから注射されました。
刺入の際に痛みがありましたが、そのあとは痛みはほとんどなく、ばね指のひっかかりの部分を指先で確認しながら、針を進めていらっしゃいました。
けっこう時間がかかっていましたが、痛みはほとんどなく終わりました。

*手首くるぶしの痛みはTFCCとくるぶし周辺の痛み
どうも右手くるぶし周辺の痛み、手首を外に曲げると曲がり角が痛いという状態が、慢性的になっているようです。たぶん使い方の癖もあるかと思います。

今まで3回受けているので、同じ内容です。
ただ、今回はF先生の方がめずらしく難渋されました。
針が入ったはいいのですが、薬液が関節の中にきちんと入らず、手の甲や手首の表面にポッコリ滞留してしまうので、針の方向や深さを随分探しておられました。もちろん麻酔が効いているので痛みは全くありません。
そして、2度トライ。こんなこともあるんだなぁと文句というより、申し訳ない気がしてしまいました。
なんといっても、関節内注射の保険点数は80点。やり直しても変わりませんし。
しかもやたら時間がたっています。すでに30分近く経過。
非常に時間をかけて針をすすめられるので仕方ありません。
効果があるかどうかは時間が経たないとわからないので、様子を見ますと言ったのですが、
先生は注射のために撮ったレントゲン写真を拡大してじっと見ながら考えている様子。
「これは・・・もしかして・・・」と先生、
「はい?(私の手首に何か問題があるのかしらん?)」
「もう一度やらしてもらっていいですかね?ちょっと今ひらめいたんです」
「いや~、でも先生大変ですから・・・」
「いや、このままだと(薬液がちゃんと関節内に入っていないので)効かないですから」
といって3度目の正直。
普通3度目では打たれる方もめげそうですが、麻酔が効いているので痛くないし針は極細なので怖くはないのです。

なんでも、レントゲン写真の見方に問題があったらしい。
で、今度は見事に薬液が関節内に入りました。入るのが自分にもわかりました。
ただし、最後の1mlのみ。
これで様子をみて、痛みがとれないようだったら、再トライとなりました。

何度も針を刺すことになったので、謝っておられました。
こういう場合はやはりお医者様と患者の間の信頼関係あればこそだと思います。
あんな完璧な注射をする先生でも、うまくいかない時があり、それくらい手首の注射は難しいんだなと思いました。
そして、やり直す不屈の精神。


*3週間で9割改善、3週間でばね指完治、手首95%改善
今10月になったところですが、ばね指は既に完治。
手首は一旦完治し、使い方のくせでしょう。わずかに痛みが出ることがありますが、治癒していると思います。
注射翌日から数日、ばね指のひっかかりが取れなかったりしていましたが、結局2週間で85%くらい改善。手首はしつこかったですが、3週間ほどかけて痛みはひいてくれました。
これ以上痛みはひかないかな?もう一度かな?と思っても、あと数日様子見していると、もう一段階痛みが軽くなります。過去の注射で経験済み、今回も同様でした。

そして、どちらも1回で完治!助かりました。
ひどくならないうちに治療したのもよかったかもしれません。
ステロイドのコントロールについては先生のサイトの通りです。(ステロイドの項目があります)
もちろん絶対安全というものはないのでしょうが、少なくとも薬液の中身についてわからない患者にとっては、再少量で最大の効果のある量を研究された上での注射だということは大きな信頼になります。

現在はすっかりよくなり快適です。
いつものことながら、本当にありがたかったです。