2016年6月30日木曜日

33回目  2016年6月17日

*混雑の中で
診療所はもはや飽和状態です。待合にも人が何人も待っておられ、この日は即ブロック注射となりました。
そんな中でも注射はもちろんいつもと変わることなく、F先生は時間を使って慎重に針先を進めておられるようでした。
痛みほとんどなし。自然な感じです、注射が自然って変な言い方ですが。
「いつもと変わりないですね?声がかすれたりしてますか?」と確認されましたが、何もなしでした。人によっては注射のあと、声が一時的にかすれたりするようです。
ただ、診療所を出るときに、久しぶりに首が回りづらくなりましたが、数分後にはもどりました。
毎回薬液の入り方は違うそうですし、治療を受ける私の体調も毎回違うわけですから、反応もいろいろだと思います。
しかし、深刻な副反応は全くないので不安にはなりません。


*そこそこを維持
次回の予約を取るのにスケジュール調整が難しく、間が空いてしまいました。
注射直後の音量軽減は今回はあまり顕著でなく、リバウンドもそれほど強くない感じ。
こういうときは、その後の反応もどっちつかずな感じになることが多いのが経験上のパターンです。
けっこうマメにメモしてました。


注射当日△:昼前の注射。直後の耳鳴り軽減はあまりなかった。
      夕方くらいから軽いリバウンドかと思われる耳鳴り増強。
1日目△:朝から少々うるさかったが、日中は喧騒のおかげであまり気にせずにいられた。
     腱引きに行きたかったが、最初のところは夜しかあいておらず、もう一件は連絡のや
     り取りがうまくいかずあきらめた。
2日目◎:8割減くらいのところ。終日ほとんど気にせずすごせるのはやはり爽快!
     気分が上がる。夜になって自覚する程度。それでも納得レベル。続いてほしい。
3日目○:残念。昨日よりしっかり鳴っている。それでも気になりつつも、まぁまぁやっていけ
     る。
4日目○:昨日とほぼ同じ。勉強のため終日聴くことに集中していたわりには、耳鳴りがじゃま
    にならずにすんだ。助かった!
5日目○:昨日とほぼ同じ
6日目○:変化なし。このレベルでの持続力が出てきた感じ。
    と思ったら・・・!
7日目×:起床時からいきなり耳鳴り増強。久しぶりにうわ~という感じ。
     終日ほとんどうるさいままだった。やはりまだこれが来るのか・・・。
     昨日一昨日とキープしていたが、やはり疲れもあるかもしれない。
     ブロック後1週間後くらいに一度谷間がくる気がする。
     前回のようにまた持ち直してくれれば、本当に底上げ効果を確認できるのだが。
     とにかく、睡眠を確保する。それから自分でやる首の腱引き。
     やれることはやらなくては。
8日目△→○:午前中になんとか持ち直した感じ。午後になり昨日より明らかに小さくなったのが
      自覚できた。しかも深夜まで持ちこたえた。
      良かった!やはり底力がついてきたのかも。
9日目○:起床時は少しうるさかったが概ね気にせず過ごせる状態。
10日目○:昨日とほぼ同じ
11日目○:午前午後とよかったが、夜になり気になりだす。
12日目△:さすがにもたなくなってきたのかわからないが、終日耳鳴りが気になりつつ仕事を
      する。絶えられないことはないが、わずらわしさが強くなった。
13日目○:起床時の耳鳴りは昨日より小さく持ち直した感。終日喧騒の中では気にならず、静
      かな部屋で自覚する程度。
      比較的よく寝たのがよかったのかもしれない。


14日中、◎1日、○9日、△3日、×1日 合格日計10日


*そこそこレベルの持続力と改善度の見極めを視野に
 今回はけっこうきつい谷が1日来ましたが、持ち直したので安堵しました。
 やはりいきなり増強すると正直ドキッとします。またふりだしか?と不安もよぎります。が、前回のように快適なところまでのV字回復には至らなかったものの、やはり底上げしているみたいだなと感じます。


 今後治療間隔が縮まることは難しそうな状況ですから、相乗効果を期待し、腱引きとの組み合わせも取り入れながら、持続力の方を目指したいと思います。持続ができたら、この程度の改善をもって良しとすべきなのかな・・・と思ったりもします。
9割減はボーナスみたいなものかもしれません。それはほぼ耳鳴り消失のようなもので最高です。
増えると嬉しいのですが・・・。
9割減になるときは、きっと注射がいいところにバッチリ作用しているんだと思います。


 F先生のサイトのコメントに「耳鳴りは生活習慣病であり、生活リズムが悪化すると再び音が鳴り始めるようです。」とありましたが、その通りだと思います。
 これから暑さに向かうのと同時にしばらく仕事が積んでくるので、コンディションを保つことにいつも以上に気をつけていかないといけません。


季節の変化や仕事のストレスなどの中で、この底力が保てたら、出口が近いと思います。



2016年6月17日金曜日

32回目  2016年6月10日

*ブロック注射+腱引き治療
日常損傷病学の最新の記事にありますが、F先生より耳鳴りにも効果が期待できる代替療法として、腱引きをご紹介頂き、ブロック注射の後の効果があるうちに、腱引き治療を続けて受けることにしました。

 腱引きについては、「腱引き」または「筋整流法」で検索していただければ、内容や施術方法、全国にある道場の一覧がわかります。
 江戸時代から伝わる治療法で、文字通り身体の腱を引いて全身を調整するようです。

実は、F先生の最新の記事を読んで、この日のブロック注射よりも先に、自宅から比較的近い腱引きの先生のところに、股関節の治療で伺いました。
ここ2~3週間ほど、足を持ち上げる(階段を上る、自転車こぎで足が持ち上がる時など)と股関節(鼠蹊部)に痛みがあり、同時に膝の内側にも痛みが起こっていたので、この治療法が効果がありそうだと思ったのです。

施術は30分程度でしたが、痛みがなくなりました。これはすごいと思いました。
途中で実際に階段を上って試したのですが、痛みがありませんでした。
痛みは早い段階で取り除いた方がいいと思っていたので、一発で治れば最高です。

が・・・、数日たって症状が少し戻ってきました。
元の痛みが10ならば、7くらいまで戻ったというところでしょうか。
施術者によってやり方も違うかもしれないと思い、今度は他の腱引きの先生にいってみることにして、予約をとってあったのです。

というわけで、その時間に間に合うよう、ブロック注射の時間を調整していただきました。

相乗効果に期待が膨らみます。


*ブロック注射の効果高く、腱引き効果は判定不能
この日のブロックは久しぶりに直後から耳鳴りが小さくなり、9割軽減状態になりました。嬉しい限りです。このまま腱引きにいって消失したら、最高です。

しかし、さすがにそれ以上小さくなる、あるいは消えるということはありませんでした。

腱引きの先生は耳鳴り関連と思われる頭部と首の腱引きを最初と最後に2度やって下さいました。
その後時間経過で変わるかな?と思いましたが、深夜になったらしっかりリバウンドモードになってしまったので、残念ながら効果を実感することはできませんでした。

ただ、今回も股関節の痛みはバッチリ消えました。
しかも持続日数が長く、少し戻り気味なものの、最初の痛みを10とすれば、2くらいのもどりで、持続しています。

腱引きの素晴らしいところは、痛み消失、改善の即効性だと感じます。数日後に戻ったりしますが、まったく最初と同じレベルには戻りませんでした。施術を受けると即座に痛みが消失します。
たぶんもう1回くらい受けると完治するように思います。

耳鳴りとの関連はわかりませんが、こういうものは1回ではわからないと思います。あと何回か、ブロック注射に連携させて施術を受けてみたいと思います。


*底上げ
さて、治療後の経過ですが、このところ仕事のスケジュールが詰まってきており、
ばたばたしていて、うろ覚えなところがあります。
×だけはメモしてありますが、総じて×になるような日がありませんでした。
リバウンドも以前の強さを10とすれば、7くらいのところです。

耳鳴りの強い状態=谷の深さが浅くなってきていると思います。
消えはしないが、わずらわしくてきついという日がほとんどなくなってきました。

注射当日〇→◎→△:注射後、街中では全くわからない程度に軽減!
       久しぶりで嬉しい!しかし深夜にリバウンドがしっかりきてしまった。
       ただし、以前ほどの強さではないので△。こういう時はその後の軽減大が
       期待できそう。
1日目△:まだ夕べのリバウンドが続いている感じ。
2日目〇:起床時の耳鳴りが、昨日より小さ目。浮上しそう。
3日目◎:雨模様の一日。その雨の音でまったく聞こえない程度に小さくなった。
      探してもほとんどない感じ。9割減くらい。やはりはっきり出た。
      とても爽快。持続してほしい。
4日目◎:少しだけレベルが落ちたが8割減くらい。いい調子。
5日目〇:持たなかった、残念。街中の喧騒でも聞こえている。
       しかし、やりすごせる程度だから贅沢は言わない。
6日目〇:昨日におなじ。嬉しいことに深夜になり、耳鳴りが小さ目になっている。
      珍しいこと。
      自分でやる首の腱引きを昨日からやり始めている。気長にやっていこう。

・7日間中、合格日6日。快適日3日。


*首の腱引きを自分でやる
治療の数日後、偶然本屋の店頭で、
「耳鳴り・めまい・難聴がピタリと消えるNo.1療法」(マキノ出版)
が目にとまり、その中に腱引きの文字が飛び込んできて即購入しました。
中に自分でやる首の腱引きのやり方が載っていました。
これはやらない手はないと思い、以来続けています。
(人によっては身体状況に気を付けなければいけない場合があるようですので、ご注意下さい)
このムックには他にもやって損はなさそうな方法があり、「酢たまねぎ」などは、耳鳴りに即効くかどうかは別としても、生活習慣病の予防、改善に役立ちそうです。

F診療所の予約が今までのように、1週間毎にとりづらい状況になっているので、治療間隔は今までより空き気味になります。それでもなんとか底力がついてきているようなので、もうしばらく頑張りたいと思います。
ここに至るまで定期的に治療に通えたことで、底力がついたのかもしれず、そのことを幸運に、そしてありがたく思います。




2016年6月7日火曜日

31回目  2016年5月30日

*最古参?
 今回はF先生に良い報告をすることができました。
 10日間中合格日7日快適日5日、そして一度耳鳴り悪化の日があったものの翌日から浮上し始め、その後2日連続で耳鳴りが小さくなり持ち直したこと。
 先生も「底力が出てきたということですね。治癒力がね・・・」と言って喜んで下さいました。
 治療の蓄積で出来てきたものだと私は実感しており、先生にお礼申し上げました。
先生曰く「もう今・・・(治療期間が長いので)無い線路を走っているようなもんですから、実例が皆さんの励みになると思いますよ」とのこと。
 あぁ、私は耳鳴り治療の最古参になってしまっているようです。
 このまま、底力がつき、快適に過ごせる日の持続力が出てきたら出口なのですが・・・。
左右2%のブロック注射でした。


*途中谷が来るも持ち直す
 残念ながらすっきりしない状態が続きました。ただ、最後にもちなおしたのは前回と似ています。
 今回はリバウンドとその後の経過の2つの傾向のうち、泣かず飛ばず状態(リバウンドが強くないときは耳鳴り軽減も顕著でない)のパターンのようでした。
 メモ書きをしておくのですが、忘れるときもしばしばで、そういう時は大して変化がなかったということになります。
 
注射当日〇→△:午前の受診。注射後、珍しく顎の右側に痺れがおこり、そのせいで少し
        しゃべりにくくなった。10分後くらいには消えていた。耳鳴り軽減は以前ほど顕著
        ではなく、早く軽めのリバウンドが来た。そのまま終日ひどくはないが、耳鳴りに
        邪魔されながら仕事をする。
1日目△:昨日の続きの感じ。リバウンドが尾をひいているよう。      
2日目〇:昨日より軽くなったが、7~8割減には届かず、5~6割でまぁ過ごせます、
     レベル。すっきりしない感じなので、今週は良くもなく悪くもなくで行ってし
     まいそうな予感。
3日目〇:昨日とほとんど変わらず。小さくはならなかった。ただ動き回る仕事や会話
     に集中していればあまり気にならない。夜は静かなせいもあり強めに
     感じる。    
4日目〇:昨日とほぼ同じ。記憶あいまいだが、7~8割減でなかったことは確か。
5日目〇:特段変化なし。小さくもならない。
6日目△:起床時からうるさく良くない兆候。たぶんストレスだろう。昨日の活動で
     体力を使ったせいか、7時間寝たのに背中の疲労が抜けない。やはりこう
     いう時は耳鳴りも強くなるのか。
7日目◎:朝から耳鳴りが小さく、快適。8割減程度までまた浮上できた!
     ブロック後1週間で軽減というのは、やはり底力かも。      
     これが明日以降も持続し次のブロック注射につながればまたベターになれ
     るんじゃないか・・・。(切なる希望)


 うるさい日もあり、ストレスがかかってきているかもしれません。これから7月末まで緊張感の抜けない生活になるので、自分では大したことは無いと思っていても、耳鳴りに出るのかもしれません。


*何百回やっても安全性が第一
F先生「注射は何百回やっても安全性が一番だと思うんですよね。効く効かないよりも、安全か安全でないかの方が、たぶん皆さん感心あるんじゃないかって気がします。一番は痛いか痛くないか・・・耳鳴り治療で痛い治療なんか絶対できないですよ。耳鳴り痛くないですから。」
そう、耳鳴りは痛くないんです。ですから、痛みなら注射の痛みもがまんできるでしょうけども、耳鳴りという音の不快に痛い注射はがまんできないでしょう。

久しぶりに先生が強調しておられました。
回数を重ねていることで、安心してしまっているところがありますが、安全にしていただいていることは最重要です。
副作用も今のところ、全くありません。痛みも今回は右が少し、左は全く痛みを感じませんでした。感じ方は人によっていろいろ違うようですが、私は針が侵入する恐怖を感じないほど、自然な入り方に毎回感心しています。


*デリケートに生きる
 「持病もってる人の方が長生きするんですよ・・・デリケートに生きるから」
 ストレスの話になり、そのとき先生が仰った言葉です。素敵な表現だなと思いました。
 つまり、何か自分にストレスがかかっていることを感じられるもの、たとえば耳鳴りもその一つであり、そういうものがあるとバロメーターになるというわけです。それによってあんまり無茶をしないでいこうとする。持っていない人の方が無茶をしてしまうというわけです。
 耳鳴り治療や関節注射の治療を通じて、先生はやんわりと老化に対する自覚を促して下さることがあり(と私は解釈している)、いろいろ学習させていただいていますと言うと、
先生「自分の体を学べるしね・・・重要な機会だと思います」と言って下さいました。

 確かに、この半年ほど自分の老化について考えたことはないので、ちょうどよいタイミングなのかもしれません。
 デリケートに生きるというフレーズ。とても気に入りました。
 

 

2016年6月5日日曜日

突発性難聴 治療法の最有力候補として

*よくわかる突発性難聴治療記
 私は13年前に軽度の突発性難聴ながら耳鳴りがしっかり残ってしまい、今日に至っています。
 突発性難聴と耳鳴りはセットといっていいほど併発する方が多いのではないでしょうか。これにめまいが加わると重度だそうです。
 耳鳴りもつらいですが、突然聞こえなくなるというのは恐怖です。いつも突発性難聴の方が日常損傷病学のサイトにコメントされるのを見ると、藁をもすがる気持ちなのだろうと想像しています。

 すでにF先生のサイトに、突発性難聴の方の治療過程のブログがリンクされておりますが、もう一つ、今春からの突発性難聴と耳鳴り治療で上頚神経節ブロックを受けられている方のブログがあることがわかりました。
管理人のねこたまさんの許可を頂きましたのでリンクさせて頂きます。
是非ご覧になってみて下さい。

 ある日突然、世界から音が半分消えた~突発性難聴治療記~

 発症から退院にいたるまで、このブロック注射も含め受けた治療、そして退院後に試した治療その他、画像も交えてとてもわかりやすく書かれています。そしてチャレンジ精神旺盛でいらっしゃいます。

私自身は、発症18日目のオージオグラムのグラフ変化の画像に見入ってしまいました。どの治療が功を奏したかは限定できませんし、誰でもがこのような変化を得られるかはわかりませんが、改善を大きく期待させるデータです。
 さらに先日、ブロック12回目で初めて耳鳴り消失を短時間ながら体験されたようですが、私が初めて耳鳴り消失を体験したのも12回目でした。
治療間隔が違うと思いますので単なる偶然だとは思いますが、それにしてもそのくらいの回数で効果を実感できたという事実は、患者にとって大きな希望になります。

 この回数を多いと思うか少ないと思うか・・・は人によるかもしれません。
 少なくともわかることは、これだけ続けられる理由は、F先生のブロック注射が安全性が非常に高く、注射の痛みが少ない(あるいは感じない)からだということです。
私は既に30回を超えていますが、先日の記事に痛みについて書き忘れてしまうくらいでした。(書き加えてあります)


*できるだけ早く
 日常の難病は数知れずあると思いますが、聞こえなくなること、四六時中頭の中で騒音が鳴り続けること、これらがどれだけ生活に大きな支障をきたすか、死に至るようなものではなくても、人生を狂わせるものの一つであることは確かです。
 しかも見た目にはわからないので、周囲にはなかなかわかってもらえません。
治療法に関しても決定打!と言えるものがない中で、悶々とすることになります。
 13年前にはもちろんなかったこの上頚神経節ブロック注射は、現時点で最有力な治療法だと思います。
 しかしこのブロック注射のできる医師がF先生と他に、わかる限り1名いらっしゃるだけだということが残念でなりません。
 治療に来られる患者さんは増えているようで、F先生のご負担は大変なものだと思います。その精神力にはただただ頭が下がるばかりです。
 治療開始の早さが決め手の突発性難聴。早ければ早いほど1本のブロック注射が効果的に活きることでしょう。 

 ですから・・・一患者として、この治療をして下さるお医者さまが一人でも増えることを願わずにいられません。
 最後に重要なリンクを・・・。

 人としてチャレンジ(突発性難聴撲滅へ)日常損傷病学
 
 
最新の治療経過は少し後に致します。