2017年11月5日日曜日

61回目 9月17日  62回目 9月26日

秋の深まりとともに治療開始から2年が経ちました。
ひと月以上遅れてしまいましたが、連休を使っての更新です。
8月に一度成績が落ちたものの、ここ数回の治療経過に大きな変化はなく、9月の治療経過も現状維持が続きました。

61回目
*いつも通りの経過
 耳鳴り低め安定が3週続いたことをF先生に報告すると、
 「カイロも続けていらっしゃるんですよね。そろそろ成果が出てきているのかもしれませんね」
 と仰るので、「いや~、どうでしょう?T先生の宿題(頸椎や腰椎のストレッチetc.)のやり方がかなりいい加減ですので(;^_^A・・・それに確かめようがないですし・・・」
 冷や汗です。時間を見つけては課題を継続しているもののT先生のご指示の半分もやれているか?の状態で、胸を張って「やってます!」とはとても言えず・・・しかし、全く効果がないとも言えません。
 ですから、やはりブロック注射との相乗効果と私は思っています。
 「努力すればよくなるのが健康。自分で作るものなんで、基本的には。ぼくらは助けるだけなんで」
 と仰って下さいましたが、治療の積み重ねには先生の安全性の極めて高い技術に支えられているわけで、何十回繰り返しても常に自然であることに、私は凄さを常に感じています。

 さて、右の注射のあと、まもなくノドに副反応がきました。軽い嗄声です。
 休憩時間は長めにとってくださり、20分以上になったと思います。
 左はかなりしっかり入ったようで、こちらもほどなく嗄声になり、しかもかなり裏返ってしまうほどガラガラになってしまいました。言うまでもなく注射の痛みは皆無です。
 耳鳴りはやや高音で小さくなりましたが、消失には至りませんでした。

 また、毎回ではありませんが睡眠にものすごく効く時があって、それはそれは至福の睡眠になるのですが、今回はあまり眠くなるということもありませんでした。とはいえ眠りの質はいつも以上によかったのですが。
 嗄声と飲み込みが悪くなる副反応は一過性なので平気ですが、その間はやはりわずらわしいです。
 そんな副反応の割には効果の方は今一つでしたが、毎回必ずヒットするとは限らないということは長い治療の中で経験しているので仕方ないと思いました。
 その後の経過も特に変化がなく、ストレスを感じている時にキーンという一過性の難聴耳鳴り増強もなかったので、低め安定が持続している状態でした。



62回目
*必ず嗄声になるも耳鳴り変化なし
 現状維持のまま、今回の注射は左が先でしたが、やはり休憩中に嗄声が出たのでたので、先生が様子をご覧になり、長めの休憩をとりました。
 ここ数回は嗄声が両側とも注射のあとに必ず出るようになりました。
 これでバシッと耳鳴りが消えてくれれば最高なのですが、それでもほぼ毎回高く細くなり、翌日は少しもどるも、あまり変わらず推移するという状態。


*浮き沈みがなくほぼ一定
右の注射が終わったあと、最近の安定傾向をF先生に話すと、だいぶ耳鳴り自体を起こす悪い細胞が改善されてきたのかもしれませんね、とのことでした。だとすれば素晴らしいことです。
耳鳴り増強がないのはストレス軽減にもなります。
ストレスで耳鳴りが強くなることはよくありますが、耳鳴りが強くなることがまたストレスにもなります。日常ではけっこうストレスを感じたりするのですが、そんな中で耳鳴り増強で苦痛を感じるというマイナスの変化がないこともかなりありがたい傾向です。

この状態が維持できるならそろそろ治療のエンディングも近いかなと思い始めています。


 



2017年9月6日水曜日

60回目〇 8月17日

*休みが入ると身体の調子を崩す
 F先生は開口一番、「まぁ、普通の方は大抵休みがあると、逆に体の調子悪くされるんですけどね」と、私が経過報告をする前に仰ったのでウッと詰まってしまいました。
 たしかにお盆に入る前あたりから耳鳴り増強で参ったな、早く治療を受けたいと思っていたからです。
 先生は毎度のことという感じで笑いながら「だいたいみなさんそうなんですよ、休まないですから。休みっていうのは体を酷使する日ですから。気を遣うし、新しいことやる人多いし・・・」
 あぁ確かに思い当たる節がありました。
 お盆の直前に新しい活動に参加し、面白かったものの確かに気疲れも多少ありました。
 「人間にとって行事というのはストレスなんです。気分的にはストレス発散なんだけど、体力的には必ず落ちます」
 先生はもうわかっているのでという風に笑っておられましたが、図星をさされた気分でした。


 いつも通りの左からエコーでの注射でしたが、今回も注射は最初から最後まで痛みも刺入感も全くなしでした。
 右へ移るまで、また5分ほど休みましたが、その間に左の瞼に効いたようで重たくなりました。
 ノドの麻痺は来ませんでした、久しぶりです。
 ですが残念ながら耳鳴り自体の速攻の変化は感じられませんでした。
 それから右への注射になりましたが、こちらも注射の痛みはなく、針が侵入する感覚がわかるという程度。
 この時点でもノドには来なかったので、先生もそれは素晴らしいことなんですよと仰ったのですが・・・・。

*軽い嗄声と耳鳴り増強分が改善
 治療後、会計を待つ間にノドの違和感とともに声が少しかすれ始めました。
 軽い嗄声はその後30分ほど続きましたが、しかしその間に耳鳴り音がまた高くなり小さくなったのがはっきりわかり、
 おぉ小さくなってる!とホッとするやら嬉しいやら。
 受ける前が増強していたため効果をはっきりと感じることができ、治療としては本当にラッキーなタイミングになりました。


*低め安定を維持
 今回は前回のようなリバウンドもなく、いつもの低め安定レベルをずっと維持しています。
 耳抜きしたくなる感覚も全くなくなり、良くも悪しくも変化なしです。
 2週間で息切れということがなかったので、これも好成績といえるでしょう。
 安定状態が持続すると仕事の集中力も上がります。
 このブロック注射自体が脳を活性化させるようなので、それもあるかもしれませんが・・・。
 浮き沈みのある睡眠状態も改善されるため、やはりこのブロック注射はとてもありがたいものです。
 




2017年8月16日水曜日

59回目 7月25日

*好成績を維持する
 このところ約3週間の治療間隔ですが、良い状態をほぼ維持できています。
 厳密には2週間すぎたあたりで時に息切れかな、という耳鳴りの増大を感じたり、時にキーンという一過性の難聴状態が来たりすることがありますが、それも一時的です。
 しかし、ありがたいことに今回の経過では熱中症で頭痛がきつかった時以外は、それらが全くありませんでした。
 この3週間ペースで維持していけていることに、F先生も「それは素晴らしい」と喜んで下さいました。
 注射のおかげで低め安定に維持して頂けていると思いますと言うと、あとは夏バテが取れるんですよね、とのこと。あまり気にしていなかったことなのでちょっと意外でした。
夏バテにも効く・・・?
脳の血流があがるので、脳が疲れにくくなり夏バテしにくくなるとのこと。
 それを聞いて実は・・・と熱中症になったことを話すと、熱中症もやはり脳の血流が悪いと起こるらしく、脳の血流というのは脳の温度を冷やしているので、血流が悪いと冷えないため、クラっときたり、頭痛を起こしたりするんだそうです。
 要は自律神経がしっかり働くと体温調節もうまくいくようですが、鈍いと熱中症になりやすくなるのだと。
 やや不眠気味なっていることもお伝えすると、睡眠もよくなり夏バテもしにくくなりますよと言って下さいました。
 難治性の様々な厳しい症状に効果を発揮する注射ですから、夏バテ防止は朝飯前かもしれません。(笑)

いつも通りのブロック注射は、やはり左からでした。
なんといつもにも増して、初めから終わりまで痛みが全くないというレベルでした!

 それから、右に移るまでに10分ほど休憩。
 今回は即座に小さくなる感じが明確ではありませんでしたが、右側に移る頃に音が高くなっていました。
 

*効果が最大公約数になる注射が最高
 前回と同じレベルの場所への注射だったようなので、ほとんどノドにきませんでした。
 神経節にダイレクトに薬が入った時は副作用も強く出てしまうので、先生はダイレクトまでいかなくても、寸止めで一番いいところに入る、つまり最大公約数が一番いいと仰います。
 そして、それが本当のホームラン(=最高にうまくいった注射)で、リスクのマイナスも計算に入れて、ちょっと外すのが最高なんです、との言葉にとても納得がいきました。


*右はいい場所に入りすぎ、ノドにくる
 右の注射を打つ前から、F先生は「こちらは、ちょっとノドにくると思います」と仰いました。
 エコーを見て針の刺入経路を決められるようですが、内側(刺入位置がやや前方?)から入れる方が入れやすい場合、ノドにくることが多いのだそうです。
 私の場合、右は内側からの方が入れやすいのでしょう。
 案の定、薬液が入ると一気に頭がカーっとなり、心拍数も急に上がるのがわかりました。
 ちょっと外すところが、どうもしっかりいいところに入ってしまったとのこと。薬の量は少ないけれどもいいところに入ってしまうと物凄く効いてしまうそうです。
 ほどなくノドが嗄れてきたので、10分ほど休ませて頂きました。
 
 やはり命中率が上がった分、副反応(主に嗄声)もここ数回は毎回はっきりでることが多くなっています。時間とともにちゃんと元に戻るので、私自身は全く不安を持っていませんが、人によっては不安になる方もいるかもしれません。治療を信じる気持ちが大事と感じます。


*経過・・・2週間で息切れ
 確かにその日は、例によって爆睡し(リバウンドがあったにも関わらず)、数日間はよく深く眠ることができました。
 残念ながら2週間はつづきませんでしたが、ブロックで眠りの質をリセットしている気がします。
 これは本当に脳をリフレッシュするのに助けられている実感があります。
 夏バテを起こしにくくなっているかはよくわかりません。気温が雨のために低めになっていることもあるでしょう。
 さて、問題の耳鳴りですが、ブロック後はやはり高く小さくなったのですが、珍しく深夜に大きくなり、かつてのリバウンドのような状態でした。あれあれと思う一方、よく効いて反応がいいのかな?などと思ったりしましたが、翌日になると最近の低め安定レベルに小さくなっていたので、やはりリバウンドだったのでは?と推測します。
 その後2週間は前回同様やはり安定した状態で非常に快適だったのですが、お盆の前あたりからどうも息切れしたのか耳鳴り増強。といっても10うるさかったレベルが3ぐらいで推移していたものが、6から7程度の感じで開始当時ほどではないけど、というレベル。
 悔しい気分です。
 去年は蝉の大合唱のおかげで耳鳴り消失状態で喜んでいましたが、今年はそれほど蝉の影響なく、これを書く現在うるささを感じながらやり過ごしています。
 今回は耳閉感というか、耳抜きをしたくなるも、うまくできず抜けない不快感もあります。
 前回に比べ残念ながら成績不良ですが、2週間でも耳鳴りが気にならない状態が続くというのは、こういう状態になるとよけいありがたみを感じます。
 なんとか維持できる日数が増えてほしいところです。
  




2017年8月14日月曜日

58回目◎ 7月4日

*副反応を考慮して前回よりマイルドなブロック
 今回は治療室に入ると、医療秘書のAさんが手の具合を聞いて下さり、おかげさまで完治していますとお礼申し上げました。
 ほどなくF先生がいらっしゃり、耳鳴りの状態はまずまずだったことを報告。
 前回はこの注射のMAXのところに入れて頂きましたが、左右両方に嗄声があったので、先生は
「あそこまでは効かさないないようにします。あまり効果を期待しすぎてリスクを負うととんでもない落とし穴にはまるときがあるので・・・つねに油断はしないですね」と命中率が上がった分さらに慎重になられているようでした。
 左が先でしたが、今回も薬が入る感覚がわかりました。しかし、前回ほどいきなり頭のてっぺんまでのぼってくるような感じはありませんでした。コントロールされ、神経節を直撃せずいいところにいったとのこと。
 休むこと10分程度。この間に耳鳴りがいつものように小さく高くなりました。
と同時に少しノドにきていました。
 今回も両方ノドにくると思いますよ、と右をやる前から予告されました。ただ、呼吸が苦しいとかはありません。少しガラガラする程度でした。


*患者との信頼関係の上に可能な注射
今に始まったことではありませんが、F先生はリスクを極限に下げることを念頭においていらっしゃいます。
最近はエコーのおかげもあり、薬液の命中率が非常に高いので、効けば効くほどリスクと隣り合わせなのだそうです。
 薬液を入れる場所が重要みたいで、直接(神経節に)刺すか、皮一枚はずすか、1センチ離すかというようなコントロールだそうで、薬の量ではないようです。薬の量は最小限でも場所によって莫大な効果が出るのだとか。
 キシロカインは神経毒だと仰いましたが、そう聞くとちょっとギクッとします。そのキシロカインの効き方、反応の仕方は人によって違い、特に薬に対する体質の弱い人は、普通に回復しないこともあり、その境界線を見極めていかなければならないそうです。
「こちらも命がけになるわけです」と、それは医者生命をかけるということなのでしょう。
ブログでもよくコメントされていますが、この時も「この病気(難病)は信頼関係がないと進めないんです。」と仰っておられました。
 命がけの治療は決して大げさではないんだなと、改めて感じると同時に自分の体に責任を持つ重要性を確認したことでした。

右の注射も左と同じような感覚でしたが、ノドは左のときほど嗄れることはありませんでした。
右の耳鳴りはそれほど強くないので、変化なしでした。
今回は嗄声が少ない分(というのも変ですが)、耳鳴りの軽減度合も前回ほどではありませんでしたが、小さく高くなったので、私の耳鳴りレベルではこれが上限なのかもしれません。


*CBPカイロの進捗状況を聞かれ
「ところで、美実さんは月1回ぐらいカイロに通われているんですか?」と聞かれ、月2回くらいのペースで伺っていること、毎回痛い~を30回くらい連発する(本当に体がガチガチに硬いためです)くらい、それなりにハードな治療をしていること、家でストレッチポールを背骨に入れる、頸椎矯正用枕を15~20分当てるなどの宿題が13種類ほど出ているが、とても全部網羅できず、しかしできるだけやるという状況で続けていること、などを報告しました。
「ちょっとずつ曲がるようになってますか?」と聞かれてウッと詰まってしまいました。(笑)
いずれ遠くない時期にレントゲンを撮り、背骨の曲がりがどの程度矯正されたか判定されるのだろうと思いますが、まだ半年も経っておらず、成績はさしずめ赤点だろうなぁと予想しています。
 とにかく、長い年月がかかるでしょうから、まだまだというところです。
 ちなみにこの治療も治療師の先生との信頼関係が大事だなと感じます。


*耳鳴りの経過良好なれど1週間後軽度の熱中症に
3週間の間、時に起こるキーンという一過性の強い耳鳴りと難聴感が全く出ませんでした。
浮き沈みもなく、大きくもならず、しかし消えるということもなく、現状維持です。
 これはやはり命中率の各段に上がったブロックのおかげではないかと思います。
 ただ一度、ブロック約1週間後、急な気温の上昇で、暑い自室での睡眠で熱疲労を起こしていたらしく、軽い(いやもしかしたら中度)熱中症になってしまいました。
 出勤途中から頭を締め付ける頭痛と吐き気に襲われ、まずいなと思ったのですが、終日スポーツドリンクを飲みながらなんとか仕事をこなしました。その間、考えが纏まらない、喋るとき何度も噛んでしまうという状態で、これはまずいかも、と病院に駆け込むか微妙なところでした。
が、夜になりおさまってきたので安堵したのですが、なんと翌々日にも似たような頭痛と吐き気。
再発かわかりませんが、熱中症の頭痛はしつこいようです。
 ちなみに頭痛薬は返ってよくないとネットにあったので服用しませんでした。
 この時はさすがに頭痛がピークの時は耳鳴りも大きくなってしまい不安になりましたが、治るといつのまにかいつものレベルに戻っていました。
 これらもやはり脳の血流不足からくるものらしいということが、次回のF先生の話でわかったことでした。 






 

2017年7月16日日曜日

56回目 5月20日  57回目 6月13日

連休になり、やっと覚え書き2回分をまとめることができました。
56回目
*今年初の手首治療
 4月末頃から、また少しずつ右手首くるぶし一帯に痛みが出始めていました。
 ほぼ同じ場所、同じような鈍痛で、小指の動きにも連動して痛みを感じるので、腱鞘炎とTFCCのどちらか、あるいは両方かわかりません。
 こうなると自然に庇うので仕事にも支障が出始めました。
 おそらくこの状態ではよくはならないだろうなぁと思いつつ、自分で円皮鍼を貼ってみたり、サポーター、温めることなどだましだましやっていました。
 腱引き治療にも行きましたが、残念ながら数時間で痛みは戻ってしまいました。
 これはやはりF先生にお願いするしかないと申し出たところ、快く引き受けて下さいました。
 先生の診断はTFCCと腱鞘炎両方でしょうとのこと。
「それを(痛みを我慢して)無理してやったら全然治らない、2年も3年も治らないんです。それがTFCCです。なったときにすぐ治療すればそうならないんですが、皆さん頑張るからこじらせちゃうんですよね。こじらせたらもうおしまい、何やっても治らないです。だから手術でそこを切るんです。それぐらい治らないってことです」
 やはりひどくならないうちの対処が大事ということのようです。
 とにかく切らずに治せるほどありがたいことはありません。
 いつもと同じく関節内注射と腱鞘内注射を片側のブロック注射後の休憩中にして頂きました。
TFCCは手首甲側中央辺りから、今回はなんと台の上に手を置かず、先生が片方の手で支えながらの注射でした。それがびくとも動かないし、刺入部痛も痛みとは言えないほどのもの。
打つ場所を慎重に探しておられ、今回は非常にスムーズに薬液が注入されたようでした。
初診の時の驚愕の無痛注射と変わりませんでした。
何度経験してもすごいと思ってしまいます。
 それから、手首の外側折れ曲がり付近に「痛むのここですよね?」と確かめられてから腱鞘内注射を打って下さいました。
こちらもほぼ無痛!でした。

 
*1か月で完治!
 関節内注射、腱鞘内注射を同時に打って頂いたのは初めてでしたが、F先生によると、ステロイドの量は極少なので、ホルモン的には全く影響しないとのこと。副作用を極力抑えるようにしているため、その分効く効かないのスレスレのラインだと仰っていました。
 今回の経過は、
  2~3日後 50%痛み軽減
  2週間後  80%減
  3週間後  85~90%減
  4週間後  95~100%減
 という感じでした。
 効く効かないのスレスレということで、注射後10日ほどは、改善が着実に進むよう、自発的に極力手首の屈伸を避けるようにし、痛みが8割取れたあたりから少しずつ通常に戻しました。
その後残りの1~2割の痛みがすっきり抜けないのが気になり、完治させるのにもう一度注射して頂くか迷いました。
 次の受診の際経過を聞かれ、先生はもう一度打ってもいいですよ、と言って下さいましたが、「どうなんでしょう?」と迷っていると「まぁ、しなくて済むんだったらそれが一番いいんですけどね」との言葉でもうしばらく様子見しようと決めました。
 その後、本当にわずかずつ残りの痛みが減り、6月下旬以来完治しています。
 2度目を打たなくて正解でした。

*副作用
前回の腱鞘内注射でも少しありましたが、注射した部分に直径1cm程度皮膚に茶色いあざが出ました。
おそらく注射の副作用ではないかと思われますが、痛みもかゆみもありません。
ステロイドが2週間ほど留まって効くようなので、ある意味その証かもしれません。
そして、見方によっては極少量だからこの程度ですんでいるとも言えます。
 現在もあざ(シミ?)はまだありますが全く気になりませんし、何より確実に痛みがとれ、心底安堵しました。

*治療費のこと
余談ですが、注射代は自費でした。
到底保険診療の800円や270円レベルの技術や内容ではないので当然です。
 手術をすればそれでは済まず、しかも予後がよくなかったり、改善に時間がかかったりする方がブログを検索しているといらっしゃるようです。もちろん症状の度合や手術に至る経過は人により違うと思うので一概に言えないと思います。しかし、治療の侵襲度や効果の点から考えると、先生の注射は手術代と等価かそれ以上とみてもいいぐらいの価値だと私は思っています。
 そして実際は、自費とはいえ私にとってはかなりかなり良心的な治療費でした。



*MAXの注射
 上頚神経節ブロック注射の方は、エコーと長い針で交感神経にダイレクトに入れられるようになっているそうで、私も引き続き長い針でお願いしました。
 お薬が入ります、という合図の直後、左半分の頭が下から上へぬけるように一気に熱くなったのがわかりました。たぶんダイレクトに入ったのでしょう。
 「それです。この注射のMAXです。」とF先生。
ただしその分ちょっとノドにくるかもしれませんと言われ、しばらくすると確かにノドが枯れ始めました。一方で気が付くと耳鳴りがかなり高く小さくなっているのがわかりました。9割消失です!
 右に薬液が入ったときもすぐにわかりましたが、こちらは左ほどではありませんでした。
(右は短い針)

*爆睡そして昨年よりわずかにベターな耳鳴り
  耳鳴りの状態は注射直後の状態は夜まででしたが、変わらず低め安定が2週間は続いたでしょうか。
小さな波はありますが、昨年の今頃よりさらに音質が高く、細く、結果的に小さく感じ、◎の持続日数が伸びています。
 そして今回は初回のブロックを上回るほどの深い睡眠が得られました。MAXの注射が睡眠に劇的に効いたようです。
 最近また中途覚醒傾向で不眠症再発かと思っていますが、この日は一度トイレに立ったものの、トータル9時間ほども寝てしまいました。
 初回治療の熟睡の感動が蘇りました。頭の疲れが吹き飛び、あぁ脳が疲れていたんだとわかりました。ずっとは続かなかったのですが、睡眠リズムが改善されました。
 

57回目
*両方ともに副反応あり・・・初めて
 前回ホームラン級のブロック注射のおかげで、最高の睡眠だったことを報告すると、F先生は今日も頑張ってみますと変わらず全力投球の構えです。
 そして、その通り左は前回同様長い針での注射直後に左半分が熱くなり、耳鳴りも極少になり、今回は声が枯れると同時に左の眼がふさがり気味になりました。
 休憩を長めにとり、右側になりましたが、こちらも注射後しばらくして声が枯れ始め、目もふさがってきたので、待合室でしばらく休ませていただくことにしました。
 両方ノドに副反応が来たのはたぶん初めてのことだと思います。
 それだけ、注射の命中率が上がっているということなのでしょう。

*前回同様のキープ
 両方に副反応が出るほど、ヒットしているせいか、耳鳴り極少状態が直後にはっきり感じられ、寝るまで持続していました。翌朝はもどっていましたが、以前リバウンドを感じるような戻りでは全くなく、前回同様の経過だったので、特筆することはありません。
 命中率の上がったブロック注射に直後の反応が早く、また副反応も出やすくなりました。
 現状維持の耳鳴りがさらに下振れが減り、ごくごくわずかではありながらレベルアップしていると感じます。
 
 また今回は爆睡まではいきませんでしたが、それでもかなり深く眠ることができました。
 しばらく睡眠状態が改善されますが、残念ながら何週間も続かず、睡眠時間を確保しても中途覚醒になります。
 再発とも言えますが、薬を飲みたくありません。1昨年秋からの各週治療で一度完治した経験があるので、ブロック注射を弾みに改善したいと、すっかり頼ってしまっています。
 リスクと隣り合わせであることを忘れてはいけないと思いますが、これほど迷うことなく重ねられるのは、ひとえにF先生の安全性の追求によるところであると確信しています。
 




 

2017年5月19日金曜日

54回目 2017年4月6日  55回目◎ 4月28日

更新遅くなりました。2回分アップします。
*再度水素入りブロック注射
 前回からの経過は低め安定が継続し、水素効果なのかはわからないので、再度水素入りでブロックをしていただきました。
 左が先でしたが、打ったあと、「長い針でやるのも手かな?美実さんの場合は。ちょっと届きにくいので」とF先生。
 届きにくいというのは神経節のことらしく、最近先生のブロックは直接神経節に刺すところまで発展しているのだそうで、相当効くようです。エコーで見ると私の場合は長い針でないと届きにくいようで、次回は耳鳴りが強い左側は長い針でお願いすることにしました。
 ちなみに長い針だと、副作用として喉に一時的麻痺がきたりしやすくなるそうですが、これは既に何度も経験していますし、エコーになってからは喉にきたことがなく、先生のブロックの命中率が上がっているので、迷いはありません。
 
*前回とほぼ同じ
 今回も同じような経過でした。やはり、治療後しばらくすると、非常に耳鳴りが小さくなっていることがわかります。その後も1週間から10日ほどはかなり低めで朝晩もほとんどぶり返さないというありがたい状態でした。
 しかし・・・、新年度の仕事開始のストレスもあるのか、2週間後あたりに音量が明らかに大きくなってしまいました。低め安定になれてきている分、きつくなります。まさに改善と悪化のシーソーゲームです。
 やはり次回は是非長い針でお願いしようと思いました。


☆55回目
*左は長い針で
 「今日は、左は長い針でお願いすることになっています」とF先生に伝えると、奥から珍しく秘書のAさんが、「長い針でやりますか?頑張りますね」とお声がけくださいました。
 「耳鳴りを治すためにはね」と先生は仰り、耳鳴りの治療は変わらず厄介なものであると思われました。

左の注射が終わったあと、顔面から頭部左側がじわ~っと暖かくなり、全体に効いていることがわかりました。先生によれば、今日の注射の出来は2塁打だそうですが、それでもかなり効いていたと思います。右に関してはいつも通りでした。

*治療は再生の道を探る方向へ
いつも片側が終わると、5分ほど間をおくのですが、その間に先生と会話することがあり、この日もふと思い出し、それぞれの耳の聞こえ方についてお話ししました。
 右は耳鳴りが少ない側ですが、左耳を塞いで右だけで聴くと、音が少し下がって聞こえ、左耳は聴力が8000Hzで悪くなっていますが高さは正しく聞こえているので、両耳でミックスしてピッチが下がらず聴ける状態のようですと話しました。先生は関心を持って聞いて下さり、ご自身の治療技術が上がってきているので、聴力や高さもよくなるかもしれないと仰り、再生の道を探っていると仰いました。
 「死んだものは生き返らないけれども、新しく生まれる(=再生)・・・生まれる環境を作りましょうということ。その一つが背骨矯正。生まれる環境を作るには背骨を治しておいた方が生まれやすい。」
 「患者さんがどれだけ頑張ってくれるかはまた別ですが・・・脊椎矯正は楽じゃないので。まさにボディビルディングなんです、骨の。」
 だいたいこんなお話でした。

 はい、確かに楽ではありません。でも、やる価値はあると思っています。

 難病の患者さんをなんとか改善させるために、あらゆる方向を模索されていることがわかるお話でした。

 
*経過
 終了後、いつものように耳鳴りはごくわずかの状態に。
 そして今日にいたるまで、日中は治療後の小ささと同じ程度の状態で過ごせています。また少し違った感触があり、もしかしたら、1段階アップの兆しなのかもしれません。
この間、朝晩しっかり聞こえたり、ストレスが明らかに強かった日に一瞬プチ突発性難聴状態になり、左が聞こえなくなる瞬間がありましたが、無事V字回復。前回より総じて成績良好です。長い針のブロックが奏功したのかもしれません。
 それにしても、いきなり片方が聞こえなくなるあの瞬間はいつでも身が凍るような感じになります。
 また、まだ開始したばかりでそれこそ思い過ごしかもしれませんが、CBPカイロの課題の枕ストレッチに耳鳴り軽減の効果があるように感じています。これは続けてみなければ!
とにかく焦らず続けて、コラボ治療の効果を狙います。




CBPカイロプラクティック治療に挑戦 2

*検査&姿勢写真撮影
 CBPカイロ治療のT先生は、とても温和な優しい先生です。
 まず、お渡しした背骨の画像を見て下さり、ストレートネックはもちろん、胸椎や腰椎も湾曲が足りなかったり、あちこちの不具合を指摘され、問題個所がいくつもあることを説明して頂きました。
どこがどうまずいということは、残念ながら書き取っていないので覚えていません。
 それから、うつぶせになり、背骨をひとつひとつ抑えながら痛みがあるかどうかを確かめ、まずい部分の説明を受けました。
 先生曰く「やりがいのある背骨」=治しがいのある背骨のようです。いやはややはり簡単ではなさそうです。いろいろの検査の中で、よかったことといえば、足の長さを測ったところ、幸い同じ長さだったことで、あとは「かわいそう」と言われてしまうほど(何がかわいそうなのかはわかりませんが)まずい状態のよう。
 それから、立った姿勢写真を4方向から撮影し、2回目の治療時にゆがみを指摘して下さいました。
 施術は固まった体をほぐし、矯正していただきますが、私の体は本当にガチガチで、特に肩が内側に入った状態で日常生活をおくっているため、上腕の筋肉や筋がのばされるたびめちゃくちゃ痛いのです。数回施術して頂いていますが毎回呻きます。そのあとは柔軟になるし、気持ちもよいのですが。


*課題(宿題)が出る
 T先生はもちろん経験豊富なベテランで、F先生のお話では、感覚でやるのではなく、ちゃんとデータをもとにやっておられ、また一方でデータではかれない人の体に対し、どこにどれだけの微調整をするかということに、かなりしっかりと対応して下さる先生だそうなので、首のボキボキもありますが、私は不安感はありません。
 私はとにかくストレートネックを治すこと、側湾も治さなければいけませんが、そのためには半月に1度程度の施術では追いつかないので、バッチリ宿題が出ます。
 ちなみに、次回の治療予約については、先生は一切強制されません。もちろんチケットなどもありません。
 
 さて、すでに数回の施術を受けていますが、現時点で出ている宿題はすでに10種類程度。全部まじめにやると1時間ぐらいはかかってしまいそうです。ちなみに、T先生はご自分の課題を全部こなされるようです。
 いくつか挙げてみますと、
1)DennerollというCBPカイロで使われている頚椎を矯正する枕のようなものを、のどぼとけの反対側をねらってあてがい、
 1日1分から増やしていき、最大15~20分脱力してストレッチ状態をキープ。
2)ストレッチポール(私の場合は直径12cm、幅30cmのもの)をつかって背骨のストレッチ。
 1箇所は、肋骨の一番下辺りをねらって背中に入れストレッチ、3分からスタート。
 もう1箇所は肩甲骨の最下端をねらってポールを入れストレッチ、3分からスタート。
3)腹ばいになり、ひじをなるべく身体から離してついてあごにのせ、下腹部を前後に揺らしながら
  頚椎1番辺りに効くのを感じながら3分。
4)右を下にして、横寝。肩から肘をまっすぐにして、頭を支えて側湾矯正目的のストレッチ。
  間違って左を下にしない。側湾しているのと反対方向に矯正するため。
他に、肩甲骨を寄せるためのストレッチ、頚椎の曲がりを作っていくストレッチなどが何種類か出ていますが、いやはや全部消化するのは大変、というか時間が足りません。


 今のところ、私の課題の取り組み姿勢は、およそ褒められたものではない頻度ですが、とにかく暇をみつけてはやる、寝る前はほぼ必ず、枕とストレッチポールはやるというように、生活に組み込む努力をしているところです。ちなみにストレッチポールはやると気持ちよいです。
 施術は身体のほぐしと矯正でありながら、同時にストレッチ指導レッスンみたいな感じがします。
 先生は「歯磨きは毎日やるでしょう?日課にしてしまわないとだめなんですよ」
 とおっしゃいます。
 F先生が一種の「行」だと仰った意味がわかってきました。
 完全受身で治療を継続していれば勝手に良くなるというものではなく、むしろ治療以外の日々の努力が要求されています。
 その課題のこなし具合を毎回の施術でT先生が確かめつつ、課題を増やしたり変えたり、施術の内容も変化するのかもしれません。
  慰安のマッサージとはまるで違います。双方向なところがあります。
 何十年の間に曲がったものですから、そう簡単に矯正できるはずがありません。
 しかし、始めたばかりですので、どこまでやれて、どこまで姿勢矯正ができるか、そして耳鳴りや健康状態によい変化が訪れることを目指して、文字通りのチャレンジです。




 

CBPカイロプラクティック治療に挑戦 1

*背骨がとても大事と知る
 F診療所での治療も1年半になろうとしています。
 治療開始時には常時今より低い音で一定音量で鳴っていた耳鳴りは、現在、上はほぼ消失に近い状態から、下は治療開始時の8割程度のうるささまで、かなり幅が広がっているのですが、総じて5~7割減という感じです。大改善と言えます。
 さらにエコー下のブロックになってこの2~3回の間に、気が付くとまた少し小さくなっていることが多くなりました。
 F先生の治療技術の向上でまだ変化が感じられるため、ないものねだりと知りつつ、もう一段階よくなりそうな気がして、頻度は減ってきましたが、時々おこる増悪、一過性のプチ突発性難聴の症状に対する底上げ=メンテナンスも含めた治療となっています。

耳鳴りが改善した一方、昨年は手の注射治療を4回も受け、これは私にとって老化が始まっていることを実感させられる象徴的な出来事で、けっこうショックでした。それに身体のあちこちに深刻なレベルではないものの、小さな痛みやトラブルも出始め、これをどう歯止めをかけていけばいいのか、などとどこかが痛くなる度に考えるようになっていました。
 
 一方、F先生は難治性疾患の患者さんをよくするために、背骨改造が必要な人が多いと考えておられるようで、今年に入り、カイロプラクティックの先生と連携されており、それは何となく知っていました。
 そんな中で2月の治療時、その数日前に強い回転性めまいになったことがあり、年に何回か前触れなくくることをF先生に話したところ、背骨を治せばこなくなりますよ、との言葉で一気に関心が高まりました。
 
 先生「背骨は全ての病気の根源なので、治せたら最高にハッピーになります。価値はめちゃくちゃ高いです。自律神経からはては認知症まで網羅します。耳鳴りも完治に近い状態にもっていくには背骨を治すしかない」とのこと。
 さらに、現在エコー下の注射になっているため、先生が私の静脈が、右より左の方が太くなっていることを発見。耳鳴りは左の方がもっぱらなので、それは還流が悪い=血流が悪いせいで、太くなるのは戻りが悪いということだとの説明を聞き、それを治すにはやはり脊椎から曲がりを直していかないと難しいと言われました。
 
 私は脊椎や脊髄というものに、これまで何の関心も持っていませんでした。もちろんその構造など今も全然といっていいほどわかりません。しかし、折に触れF先生のサイトを興味深く拝見していますので、背骨が重要なことはおぼろげに理解していました。ならば背骨がきちんとしていることは、今後少しずつ衰えていく身体を支え、トラブルを極力少なくして、痛みをできる限り回避するための予防になるのではないか・・・と、そんな自分なりのイメージが浮かんできたのです。


*CBPカイロプラクティック・・・ボディビルディング? 
 カイロプラクティックは今までいくらか経験していますが、実は種類がかなりいろいろあるらしいことを知り、F診療所で連携しているCBPカイロプラクティックは今回初めて知りました。
 CBPカイロプラクティックの詳細については、興味のある方には検索をかけて頂く方が正確だと思います。
 私が惹かれたのは、背骨の検査は一般の健康診断では行われないので、自分の今の背骨の状態を知り、歪みなど不具合があるなら安全な方法でトータルに治し整えるというところです。
姿勢矯正のカイロだそうですが、歯列矯正に例えられている通り、痛いところだけを治すというより、長い目でみた健康のための矯正です。
 ただし当然ながらすぐに改造できるというものではありません。

 F先生によると、
 (背骨が)全て通り道であるから背骨改造をすると健康になる。けれどもそれはボディビルと同じようなもので、大変。一種の「行」のようでもある。
 機械を使ってストレッチを毎日のようにやって、ひきのばしてひきのばして治していくので、背骨を作っていくというイメージ。だから本物のカイロは本人も苦しい。生みの苦しみがある。しかし、脊椎(矯正)は本当に投資になる。

 この話を伺ったときは、実感がわかなかったのですが、のちに治療を開始して「大変」の意味がよくわかりました。


*健康投資
 F先生はCBPカイロの内容やメリットについて話して下さいましたが、強制は一切ありません。もちろん紹介料なども全くありません。治療費(カイロ治療の)もかかることですから、あくまでこれは私の意志です。
 やる気になった大きな理由として、F先生がレントゲンを撮り、背骨の状態を診て下さった上で、カイロの先生に画像データを渡して下さるということがあります。
 背骨の矯正に際し、やはり人によって施術してはいけないところがあったりするそうで、そういうのはレントゲンを見て(医師が)指導しないとわからない、と先生は仰います。カイロプラクターはレントゲンを撮れませんから、事故をおこさないためにも、レントゲンを見て調整、微調整することが重要だというわけです。自分の背骨診断をして頂き、カイロ治療で整えていくことは、耳鳴りだけでなく将来への健康投資になると思い挑戦することにしました。


さらなる耳鳴り改善、消失を目指して・・・治療の流れから、思いがけない展開になってきました。
しかしこれもチャンスだと思います。 
というわけで、F先生にCBPカイロ治療を希望し、背骨のレントゲンを撮っていただいたわけですが・・・。


*私の背骨
 考えてみると、今まで自分の背骨を上から下までちゃんと見たことがありません。
 この歳でどんな風になってるのかな?とちょっと怖いような、しかし興味津々でした。
 で、結果は、
  ・首はしっかりストレートネック!
  ・しっかり側弯症!
F先生のコメントはざっと以下のようでした。
 胸椎の曲がりは側面から見るとまぁまぁ、ただし側弯がある人はノーマルな曲がりになる、側弯でテンションをとっているので横は曲がってもいられる(私には意味が理解できず)、側弯がなく背骨が悪い人は側面のカーブがなく真っすぐに立ってしまう。胸椎がまっすぐだと、頸椎も真っすぐになってしまう。ストレートネックは脊髄に負担をかける。腰椎の曲がりはわりと優等生の部類、しかしもう少し曲がっていてほしい、そうするとバランスがいい。

 側弯が思ったよりはっきり出ていたのでちょっと驚きでした。
 姿勢はいいつもりでいたので、あんなに蛇行しているとは・・・。
 がぜんこの状態を改善したいという気持ちが出てきました。

この画像をもって、CBPカイロプラクティック治療に行きました。
続きは改めます。




2017年4月16日日曜日

53回目〇 2017年3月16日

*水素入りのブロック注射
前回お願いしてあった通り、水素入りの注射をして頂きました。
患者さんの反応は、だいたい2人に1人が効果を感じているとのことで、期待が膨らみます。
耳鳴りが急に静かになったとか、今回はかなり長い期間効いたという方がいらっしゃるそうです。
注射自体は、何も変わることがなく、エコー下で行われました。
前回は、2%、今回は1%のキシロカインだそうです。
そうされた理由はわかりませんが、今回は残念ながら注射直後に耳鳴りが消失するには至りませんでした。
前回注射の終わるころ、ふっと耳鳴りが消えたようになったけれども、今回はまだ消えるところまではいってません、と言うと、F先生は「そうか・・・前回の方が良かったんだ・・・前回は特別良かったんだな・・・」と独り言のように呟いておられました。
先生にしかわからない、工夫があるのかもしれません。


*あとで効果が出る・・・
しかし!治療後しばらくして、ほとんどわからないくらいに小さくなっていることに気が付きました。
しかも大概翌朝戻っているのが、いつもより静かで、その翌日もいくらか戻ったもののかなり小さく、そんな調子で数日はキープしたと思います。
その後いつも通りになりましたが、さらに少し低め安定の日々が続きました。
間隔があいても過ごせると思える好成績でした。
治療中の消失も素晴らしいのですが、やはり小さい状態が長くキープすることの方がより効果を実感できます。
これが水素のおかげなのか・・・正直わかりません。
次回も同じような効果であれば、水素の効果ありかもしれません。

あとは生活習慣の問題で、新年度になり仕事も新たに始まり、ストレスの影響が耳鳴りに出るかどうか、というところです。



*帯状疱疹(軽症)
耳鳴りには関係ないのですが・・・。
治療日の数日前くらいから、肋間神経痛のような痛みが右肩甲骨周辺、脇の下付近、右胸などに出始めていて、風邪気味かもしれないなーと思って過ごしていました。
が、治療4日後くらいに小さい発疹を見つけ、翌日なんとなく気になり皮膚科受診すると帯状疱疹とのこと。
なんてこと!一番仕事のストレスが少ない時期に・・・。疲れが遅れてやってきたか。
その夜から早速抗ウィルス薬と鎮痛薬をのみはじめましたが、効き始めるまでさらに痛みが強く鳴り、ピーク時はかなりナーバスになりましたが、おかげさまで疱疹も点在する程度で、ひどくならずに済んだようです。

ネットで調べたところでは、帯状疱疹は抗ウィルス薬服用開始が早ければ早いほど、帯状疱疹後神経痛になる可能性が低くなるようです。幸い疱疹に気が付いた翌日から飲み始めたので、なんとか間に合ったのだと思います。

それにしても、ブロック治療の頃は既に前駆症状があったわけですが、そのわりには耳鳴りに影響が及ばなかったのは幸いでした。
そろそろ発症後約4週間ですが、痛みもなくなり、難治性と言われる帯状疱疹後神経痛にならずに済んでいるようで、心底ホッとしたという状況です。


そんなわけで、ブログの更新が大幅に遅れてしまっています。

この耳鳴り治療を通じて、今後の自分の健康の維持や、老化との向き合い方について、つらつらと考えることが多くなりました。
そんな中で、新しいチャレンジも始めましたが、それについてはまた後日書くことにします。







2017年3月18日土曜日

52回目◎ 2017年2月23日

*エコーの効果でリアルタイムに耳鳴り消失を体感
 延々書き連ねてきているブログですが、ここへきて思わぬ進展を体験しています。
 前回の治療中の耳鳴り消失体験は衝撃的でした。
 当然今回も期待は大きく膨らみます。

 そして・・・今回も左のブロック注射が終わってまもなく、スッと耳鳴りが小さくなりほとんど聞こえなくなるのがわかりました。
 「あ、やっぱり、やっぱり小さい・・・小さくなりました、今!」と言ってしまったほど、今回ははっきり感じ取れました。
 F先生が「即効ですね・・・リアルタイムですね」と笑って「良かった」と言って下さいました。
 凄いです!短時間でもなんでも消えるというのは私には凄いこと!とにかく嬉しい!
 右にうつるまでのしばらくの間、静かな時間が流れました。
 そのまま持続すれば最高なのですが、少しずつ耳鳴りが戻ってきます。しかし、いきなりもとには戻りません。帰る道すがら確かめていましたが、ごく小さい状態が数時間続いていました。


*頭がのぼせる・・・ブロック注射が大ヒットの証
 前回は喉に違和感が来ない代わり、瞼が重くなる副反応がありましたが、今回は喉の違和感も瞼の重さもありませんでした。
 そのかわりというか、顔全体がカーっとほてり、お風呂でのぼせたような感じになりました。つらい感覚ではありません。
 これは、薬液がバッチリいきわたった証拠のようで、20分ほど横になったまま休ませて頂くことになりました。しかし、喉の違和感より全然楽です。顔が熱いだけです。
 
 エコーのおかげで、先生の注射は大躍進です。
 なんといっても薬液の的中率の上昇です。
 しかも、的中率が良ければ、薬液の量が最小で済むようです。安全性につながります。
 前回も書きましたが、この確実さはこれから上頚神経節ブロックを受け始める患者さんには朗報だと思います。
 もちろん症状の改善度合いは個人差によると思いますが、薬液のヒットの確実さで、安全性も増し、改善の可能性も以前よりぐんと広がっていると感じます。
これで一人でも多くの方が難聴、耳鳴りから少しでも解放されることを願ってやみません。


*次回水素入りのブロック注射を希望する
 最近水素が活性酸素の除去にクローズアップされていることに私は関心がありませんでした。
 ですがF先生に興味ありますか?と聞かれ、前回奥の手と仰っていたので期待していますと言うと、では、次回水素を入れてやってみましょう、少しでも効果があれば毎回やりますと言って下さいました。効果が見込めるならなんでもやってみるにこしたことはありません。
 

*経過・・・耳鳴り音低め一番安定
 消えた耳鳴りは、さすがに帰宅中に少しずつ戻ってきましたが、小さい状態が深夜まで続き、その後気にならない状態の日々が継続しました。朝晩の煩わしさも幾分減少した感じで、少し前の成績不良からかなり上昇した感じです。
 この時期は仕事のストレスも少ないということもあるかもしれませんが、今までで一番安定している感じがします。やはり、消失するほどのヒットがあると、その後も安定するのかもしれない、と良いように捉えています。
 この状態なら、日常問題ありません。本当にうれしいです。
 水素入りブロック注射はどんな感じになるのか・・・。
 次回もまた思わず期待してしまいます。


 

2017年2月23日木曜日

上頚神経節ブロックの現在 50回目2017年1月&51回目◎2月2日

*1月の治療とその後
年明け初めての治療は前回と同じく水平に仰向けでのブロック注射でした。
やはり深く入っているため、左が終わった後、前回ほどではないもののノドに麻痺が来たので、また15分ほど待合で収まるのを待ちました。
右の注射後の副反応はありませんでした。

さて、このあと次の治療まで少し間があいたのですが、その間の経過は時期的なストレスもあったのか、成績不良でした。

*左耳鳴りが高くなっていることを確かめる
1月後半に久しぶりに強い回転性めまいになり、近くならF診療所に飛び込みたいところでしたが、めまいが強い時は移動困難のため無理です。それで、とにかくめまい止めほしさに近くの耳鼻科に駆け込んだわけですが、そこで聴力検査をしたところ、左8000Hzの値が55dbまで落ちていました。もともと8000Hzでは30~40dbくらいなので良くはないのですが、50を超えるとさすがにいつもより少し高音の聞こえが変です。
さて、その検査の時、自分の耳鳴りの音の高さが8000Hzとほぼ同じ高さになっていることがわかりました。ほとんどかぶった感じに聴こえてきたのと、強く鳴っていたので、だから50dbを超えないと聴こえてこなかったのでしょう。以前はもっと低かったです。耳閉感あり、耳鳴りも強くなっていたのでその時の耳鳴りは50dbくらいの音量だったと思われます。
めまいが収まると同時に耳鳴りもいつものレベルまで下がりほっとしましたが、耳閉感が残り、耳抜きしても抜けない嫌な感じが何日も残り、左の高音の聞こえがわずかに落ちている気がしたまま2月に入りました。次回の診療を心待ちにしていました。

そして、次の治療は今までと格段に違うものになっていたのです。

☆51回目
*上頚神経節ブロックの現在
超音波(エコー)透視下でブロックを行う
 これによってより安全に、より的確に狙った場所に薬液を入れることができる。効果大。
 今までより、針が長くなり目標点により近づくことができる。
 位置は耳の下5センチ程度。
 
 私の実感・・・いつも、刺入する位置を確かめるのに、私の動脈が探りにくくやや難儀しておられましたが、エコーで全て見ることができるので、この手間がなくなりました。仕方ないとはいえ申し訳ないなぁと思っていたので安堵です。
また間違って血管内に入れてしまうリスクもありません。これは先生にとっても私にとってもありがたいこと。
 ただし、より狙った場所をエコーで見ながら探し、また深く入れていくため、今までよりさらに注射の時間はかかります。
 薬液が入るときの感触がこの時初めてわずかにありました。
 注射の痛みはほとんどありません。今までと全く変わりありませんでした。

*耳鳴りが消えてる!?
 左から先に注射でしたが、終わると、ふと気づいたら辺りが静かになっていました。
 「あれ?なんか耳鳴り静か・・・?」
 そう、消えていたのです!すごい!50回目超えて初めての体験です。
 右のブロックをやるまで、5分ほど待つのですが、しばらくの間ずっと静かでした。
 それから徐々に戻ってきましたが、いきなり元通りでなく小さく戻ってきました。
 短時間とはいえ、驚きの体験でした。
 こんな日が来るとは・・・。継続の恩恵でしょうか。
 
*副反応
 今回はノドの麻痺はほとんどありませんでした。
 その代わり、右の眼に効いたようで、まぶたが上がりにくくなり、治療後30分ほどその状態でした。
 
 注射の際、先生はエコーを見ながら、間違いなく刺入するために、映っているものがリンパなのか何なのか、見極めに時間をかけておられました。横で医療コンシェルジュのAさんが一緒に画面をご覧になり相手をされていましたが、画面が見えない患者としては気になる(心配ではなく、単なる興味)ので、それを察したAさんが治療後に丁寧に説明して下さいました。
 首から上の動脈、静脈、神経、リンパ節のカラー図をipadで示しながら、注射がどこから刺入され、どこにいきわたっていくか、それによって出る副反応の可能性を教えて下さいました。
 「ヘタな医者よりよくわかってますよ」とF先生が嬉しそうに仰いましたが、本当によく理解しておられるようで、わかりやすかったです。
 それにしても、人の体は精緻にできているものだと感心しました。


*奥の手?
 治療の合間に、F先生曰く、「さらに奥の手を身に着けていこうと思ってます。もっと奥の手があるんです。発案中の・・・。」とのこと。
 「水素です。キシロカインに水素を入れてしまうんです」
とのこと。どういうことなのか、その先のことは聞けませんでしたが、とにかくより効果があがることなのだろうと思います。
まぁ、理屈はわからずとも安全で効果があがるならこれに勝るものはありません。
 やはり、まだ治療をあきらめる気にはなれなくなりました。
 たとえ治療間隔がさらにあくにしても、効果が大きくなることでそれを補えるのであれば、まさにメンテナンス+さらなる改善に期待が膨らみます。
 毎回、ご自分に負荷をかけて技術を向上させ、治療成績を上げることに邁進されている先生にはひたすら頭が下がります。と同時にその治療を是非受けてみたいと思わずにいられません。

 ある意味、これから治療を受けられる方々はこの治療レベルからのスタートですから、少ない回数で効果を確認できると思いますし、治癒、改善の可能性も去年より格段に高くなっているでしょう。
 だからといって、私はこれまでの治療が無駄だったとは勿論思いませんし、本当に挑戦してよかったと思います。


*経過安定
 治療中に消えた耳鳴りでしたが、さすがに消えたままにはならず戻ってしまいましたが、昨日までは気にならない日がほとんど。朝晩の増強度合もわずかに小さくなっており、この3週間は快適日がほとんどでした。次回またエコーでの注射で消失、あるいは軽減状態がもっと持続するかもしれません。
 
 昨年は定期的に更新ができましたが、今年からは不定期になると思います。
 時間の経過とともに治療環境も大きく変わりつつあり、それは自然な流れです。
 しかし、長く続けているとこのように予期せぬ出来事を体験するので、もちろん今後も書き続けていきます。
 
 


2017年2月22日水曜日

私の耳鳴り 2017年2月現在

2017年に入りあっという間に2月が過ぎようとしています。
私事に追われたことと、治療はこの間2回でしたので、更新遅れてしまいました。
まず現在の私の耳鳴りの状態を記録しておこうと思います。

*耳鳴りの強さ
  治療1年5か月。
  私の耳鳴りは、左がメインで右はわずか。
  常時鳴っているものと、顎や首の動きで大きく聞こえる耳鳴りの塊の2種類ある。

  ♦常時聞こえる耳鳴りについて。
   治療開始前の強さを10とすると3~7くらいの間で振れ幅あり。
   消失の感覚は短時間に十数回経験。しかし、持続には至らず。
   今年1月はやや成績不良の感あり。治療間隔があいていること(診療所混雑のためやむなし)
   と関係があるかはわからない。

  ♦奥に潜んでいる耳鳴りの塊について。
   相変わらず、顎を前に出すとかなり強く鳴っている。
   最近は首を右に傾けてもその塊音が聞こえる。動かさなければ聞こえない。
   ただし、外側の耳鳴りが消失レベルになったときは、塊音も半減程度になることがあり、この2
   種類の耳鳴りが、根っこが同じものなのか、感覚的にわからない。

*耳鳴りの音質
  ♦常時鳴っている耳鳴り
   以前に比べ明らかに音が高くなっている。たぶん8000Hzに近い。
   キーンがより細く、シーの感じが減っているが、強く鳴っているときはシーが優勢。
   最近は治療直後に高くなることが多く、小さくもなるのでわずらわしさがかなり軽減する。
  
  ♦耳鳴り塊音
   音質に変化なし。

   
*生活上の実感と治療への期待
   耳鳴り(軽度突発性難聴で聴力回復も耳鳴り残存)になってから今年で14年目に入ります。
   50代に入り、不定愁訴の連続とともに強くなりだした耳鳴りですが、40代にやり過ごせてい
   たレベルにかなり近づきました。
   ただし日内変動があり、日中は気にならずに過ごせることが多いのですが、朝晩はけっこう
   しっかり鳴っており、特に朝起き抜けが一番うるさく感じます。実際日中より大きいと思いま
   す。
   なんといってもブロック注射直後の軽減はほぼ毎回で、戸外の喧騒だけが気持ちよく聞こえ
   非常に爽快です。常に耳鳴りのせいで緊張している神経が緩むという感じです。
   ただ残念ながらこの消失感は持続しません。
   
   治療間隔が延び、若干成績が落ちていると感じるのは気のせいかもしれませんが、それだ
   けに継続治療に対する根気がものをいうとつくづく実感しています。
   現在の状況下では、この辺りが私の耳鳴り改善の限界なのかもしれません。
   過去ログにF先生の見解というのがありますが、まさに腰痛治療と似ていると思います。
   次の投稿に2回分の治療について書きたいと思いますが、継続のおかげで体験できた進化中
   のブロック治療に非常に期待をかけています。
   
   
    
 

2017年1月1日日曜日

48回目 2016年12月9日&49回目 12月24日

今年もあとわずかになってしまいました。
12月はやはり慌ただしく、2回分まとめてアップします。

☆48回目
*腱鞘内注射
 10月終わりごろから、また例によって右手首外側に痛みが出始め、だましだましやり過ごしていましたが、じりじりと悪くなってくるので、F先生にはご迷惑になると知りつつも、治療をお願いしました。
 今回は、手首を外側へ曲げる動きや小指の動きに連動した動きで痛みが出るのですが、それをご覧になり、「腱鞘炎ですね」と診断されました。前回はTFCCとして関節内に注射して頂きましたが、今回は手首の腱鞘内注射になりました。
 くるぶしやや外側に、いつものように非常に細い針でゆっくりと刺入されるため、痛みは全くありませんでした。1分半くらいでしょうか、その間痛みも何もない状態で、毎度のことながら凄いと思います。
 保険の点数があまりにも低い(10割270円!)治療ですので、来年からは予約金が導入され、腱鞘炎は予約金が割高になるようですが、当然のことだろうなぁと私はつくづく納得しました。
私がどうしてもお願いしたいと思う理由は、ステロイド(ケナコルトだと思います)が最小で最大の効果を生む量を先生が徹底的に研究された上で使っておられること(ステロイドに関する先生のブログを随分読みました)が第1の理由です。そして、時間をかけ痛くなく、安全な技術でしていただけることです。これら全てが揃った腱鞘内注射のできる医師がどれだけおられるのか・・・調べようがないのでわかりませんが、ほとんどいないに等しいのではないか、と思います。
 その高度な技術に見合う対価であるなら、私はそれを支払ってもお願いしたいと思います。
 まぁ、それよりなるべくトラブルに見舞われないようにしなければ・・・。(^_^;)

その後の経過・・・大晦日の現在、痛みは皆無になりました。完治です。
           この状態を大切に維持したいです。


*今回は斜め姿勢で行う
 腱鞘内注射のあと、ブロック注射になりました。
 数日前に低温やけどの外科治療をして激痛だったことと、その日の夜に13年ぶりの一過性の突発性難聴があったことを先生に報告、「外科治療の痛みと因果関係はないかもしれませんが」というと、「因果関係ありますよ」と仰り、「すごいストレスですからね。ストレスで胃に穴があく人もいますので」とのこと。やはりそうなんだと納得。
 前回、深く入った感じがあったことと、喉にきたことの確認の上、左からの注射でした。
 打つ場所を外側か内側かちょっと考えておられましたが、正直私にはよくわかりませんでした。
 いつも以上に時間がかかる感じがしましたが、何も感じることなく終わり、4~5分待ってノドの違和感がないか確かめてから、右側になりました。

 両側とも痛みも何も感じず、今回はノドの違和感なく、ふらつき等副反応は何もありませんでした。

 終わった時、F先生が「低温だと気づかないもんなんですね」とやけどのことを気遣って下さり、
私が「こんなことになるなんて、知らなかったんです」というと「熱いお湯でやけどっていうならわかるけど、低温だとわからないんですね、えー?って感じですよね」と言って下さいました。
 診療所には生死をかけて来院される難病の方が沢山いらっしゃるようですが、それに比べれば低温やけどは確かに厄介ですが(現在もクレーターになった傷口は半分くらいになりましたがふさがっていません。)、生死にかかわるレベルでは全くありません。
 それでも、痛かったことに対し寄り添って下さる先生の姿勢に、あとからじわじわとありがたみを感じたことでした。

*ストレスでキーン耳鳴り頻発の日
 F先生の注射がレベルアップし強力になったせいか、片側のあとしばらく待つ間に耳鳴りの音が高くなることが続いています。弱くなったというわけではないのですが、確実にヒットしている感じです。治療後の経過はいつものように高く小さくなっており、これが続けば卒業なのにな、と思うのですが、深夜か、翌朝には戻っています。
 とはいえ日中はあまり気にせず過ごせる状態でしたし、この状態をよしとすべきなのかなと耳鳴りを確かめながら逡巡しています。
 ところが、1週間くらいたった日に、キーンという一過性の強い耳鳴りが午後から頻発して焦りました。持続し始めたらえらいことだと思いましたが、持続はせず、頻回に鳴るので気味が悪い。
 この時期仕事のストレスが強くならざるを得ないので、そのせいもありそうです。
 その後、頻発することはありませんでしたが、朝夜にいつも以上に強くなったり、前回より波がありました。ここのところ、落ち着いてきた感じだったので残念でした。


☆49回目
*今年最後の治療
 治療枠が30分になってからの受診でした。
 F先生に一過性の耳鳴り頻回の日があったり、浮き沈みがいつもよりあったもののストレス要因もあるように思うこと、そして今日は調子がよいですと話すと、注射の準備をされながら「浮き沈みありか・・・。今日はいい方ですか・・・。いい日にやるとありがたみがないですよねぇ」とたぶん冗談気味に仰ったと思うのですが、恐縮しつつ「いやぁ、でも(注射のあとは)違いますから」としどろもどろになってしまいました。

 この日は、水平に横になる体勢でした。
 左からでしたが、いつも以上に時間がかかりました。
 注射の際、必ず動脈の位置を確かめられるのですが、私の場合いつも脈がとりにくいようなのです。その上、針が入ってかなりたってから、「では薬が入りますよ」と仰ったので、またやり方に変化があったのかな?と思いました。
 4~5分くらいかかったでしょうか。以前より時間をかけていらっしゃいます。それだけ、強力で先生にとってもリスクが高くなっているのかもしれません。 
 「深く入った感じがしますか?」と聞かれましたが、いつも針が入るときも痛みがなく、深さの度合がわからないですと言うと、「それは、素晴らしい、それはいいことです」と言われました。

*副反応あり・・・ノドにくる
 注射が終わるとまもなく、前々回のようにノドの軽い麻痺が来て、しばらくその体勢で休むうち、完全に嗄声になってしまいました。
「呼吸苦しいですか?」と聞かれ「呼吸は苦しくないですが、ごっくんがしづらいです」と言うと、「そうか・・・。では、起きて頂いた方がいいので、また15分ほど待って下さい。深く入れるようにしているので・・・。」とのことで、また待合でさめるのを待ちました。
 かなり効いているのか、左の瞼が下がってくるような感じも出てきました。
しかし一方で、音がまた高くなっていることも感じ、結局25分くらい待っているうちに症状が遠のいてき始めたので、右の治療の準備に入りました。
 医療秘書のAさんが気遣って下さり、「今日はかなり効いてる感じです」と言うと、ひざ掛けをかけながら、「針が長くなりまして・・・かなり長く」と教えて下さったので、それで時間もかかり、副反応も出やすいのかもしれないと合点しました。

 F先生によると、深くやっているために、みんなノドにくる率が高いそうで、目があきにくくなることについても、よくあることらしく、「あぁ、そうそう、そのぐらい強力になってるんですよ」とのことでした。音が高くなっていることと、左の首、顎周辺がほんのり暖かくなっていることも伝えると、「最近はさらに強力になっていて・・・いや、浅くやる方がいいのならその方が私も楽なんですが・・・治したいから来てるんだろうなって思って・・・気を抜いちゃいけないと思って」と仰ると同時に、消えたこともあったことを話すと「それを目指すなら、やはり多少のリスクを負わないといけないということなんです。虎穴に入らずんば虎子を得ずという、まさに治療とはそうなんですが、虎と戦わないようにしないといけないから」と言われ、それなりの心構えが必要だと改めて思いました。それは患者だけでなくむしろ先生の方に大きなリスクがかかっているのかもしれません。
まさに先生にとっても私にとっても挑戦です。先生の大変さは患者の私には理解できないレベルでしょう。日進月歩で技術が上がると仰るのも、大げさではなくきっとそうなのでしょう。

右の注射のあとには、ノドの麻痺はありませんでした。

「効果的には高くなっているはずなんですが、期待して頂くしかないので」
その後、効果はいつも以上にわずかながらですが、違いを感じました。

*わずかに耳鳴りのレベルが小さく、音が高く
 期待しているから、そう感じるんじゃないか?と思いましたが、治療後例によって音が高く小さくなり深夜まで持続、というのはいつも通りなのですが、後日耳鳴りを確かめるたびに、またわずかながら音が高くなっているなと自覚しました。高くなることが、弱めに感じられるということがあります。
強さが明らかに変わったとは思いませんが、音質が変わることで耳鳴りの感じ方も変わります。
 わずかですから、気のせいと言われればそのレベルかもしれませんが、今までの感触と違います。
 前にも述べたとおり浮き沈みの差があまりなくなってきているので、以前のように何日目はどうと書くほどではなくなっていることが、進歩かもしれません。
 

これを書いているうちに、日付が変わってしまい、除夜の鐘が聞こえてきてしまいましたが、
なんとか旧年の分を書き終えました。
次回は1月も半ばで、さらに間隔があきますが、それも自分の状態の確認によいタイミングと捉えています。
 まだ、夢を追っている状態ですが、必ず自分の納得のいくところで区切りをつけたいと思います。

F先生と医療秘書Aさんには、今年も本当に手厚い治療と心遣いを頂いたことに、深く感謝しながら、新年を迎えることにします。

ブログをご覧下さっている皆さま、今年もありがとうございました。
愚直に書き続けているのみですが、耳鳴りブロック治療の1資料となれれば幸いです。

どうぞ、良い年をお迎えください。