ラベル 上頚神経節ブロック の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 上頚神経節ブロック の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年2月23日木曜日

上頚神経節ブロックの現在 50回目2017年1月&51回目◎2月2日

*1月の治療とその後
年明け初めての治療は前回と同じく水平に仰向けでのブロック注射でした。
やはり深く入っているため、左が終わった後、前回ほどではないもののノドに麻痺が来たので、また15分ほど待合で収まるのを待ちました。
右の注射後の副反応はありませんでした。

さて、このあと次の治療まで少し間があいたのですが、その間の経過は時期的なストレスもあったのか、成績不良でした。

*左耳鳴りが高くなっていることを確かめる
1月後半に久しぶりに強い回転性めまいになり、近くならF診療所に飛び込みたいところでしたが、めまいが強い時は移動困難のため無理です。それで、とにかくめまい止めほしさに近くの耳鼻科に駆け込んだわけですが、そこで聴力検査をしたところ、左8000Hzの値が55dbまで落ちていました。もともと8000Hzでは30~40dbくらいなので良くはないのですが、50を超えるとさすがにいつもより少し高音の聞こえが変です。
さて、その検査の時、自分の耳鳴りの音の高さが8000Hzとほぼ同じ高さになっていることがわかりました。ほとんどかぶった感じに聴こえてきたのと、強く鳴っていたので、だから50dbを超えないと聴こえてこなかったのでしょう。以前はもっと低かったです。耳閉感あり、耳鳴りも強くなっていたのでその時の耳鳴りは50dbくらいの音量だったと思われます。
めまいが収まると同時に耳鳴りもいつものレベルまで下がりほっとしましたが、耳閉感が残り、耳抜きしても抜けない嫌な感じが何日も残り、左の高音の聞こえがわずかに落ちている気がしたまま2月に入りました。次回の診療を心待ちにしていました。

そして、次の治療は今までと格段に違うものになっていたのです。

☆51回目
*上頚神経節ブロックの現在
超音波(エコー)透視下でブロックを行う
 これによってより安全に、より的確に狙った場所に薬液を入れることができる。効果大。
 今までより、針が長くなり目標点により近づくことができる。
 位置は耳の下5センチ程度。
 
 私の実感・・・いつも、刺入する位置を確かめるのに、私の動脈が探りにくくやや難儀しておられましたが、エコーで全て見ることができるので、この手間がなくなりました。仕方ないとはいえ申し訳ないなぁと思っていたので安堵です。
また間違って血管内に入れてしまうリスクもありません。これは先生にとっても私にとってもありがたいこと。
 ただし、より狙った場所をエコーで見ながら探し、また深く入れていくため、今までよりさらに注射の時間はかかります。
 薬液が入るときの感触がこの時初めてわずかにありました。
 注射の痛みはほとんどありません。今までと全く変わりありませんでした。

*耳鳴りが消えてる!?
 左から先に注射でしたが、終わると、ふと気づいたら辺りが静かになっていました。
 「あれ?なんか耳鳴り静か・・・?」
 そう、消えていたのです!すごい!50回目超えて初めての体験です。
 右のブロックをやるまで、5分ほど待つのですが、しばらくの間ずっと静かでした。
 それから徐々に戻ってきましたが、いきなり元通りでなく小さく戻ってきました。
 短時間とはいえ、驚きの体験でした。
 こんな日が来るとは・・・。継続の恩恵でしょうか。
 
*副反応
 今回はノドの麻痺はほとんどありませんでした。
 その代わり、右の眼に効いたようで、まぶたが上がりにくくなり、治療後30分ほどその状態でした。
 
 注射の際、先生はエコーを見ながら、間違いなく刺入するために、映っているものがリンパなのか何なのか、見極めに時間をかけておられました。横で医療コンシェルジュのAさんが一緒に画面をご覧になり相手をされていましたが、画面が見えない患者としては気になる(心配ではなく、単なる興味)ので、それを察したAさんが治療後に丁寧に説明して下さいました。
 首から上の動脈、静脈、神経、リンパ節のカラー図をipadで示しながら、注射がどこから刺入され、どこにいきわたっていくか、それによって出る副反応の可能性を教えて下さいました。
 「ヘタな医者よりよくわかってますよ」とF先生が嬉しそうに仰いましたが、本当によく理解しておられるようで、わかりやすかったです。
 それにしても、人の体は精緻にできているものだと感心しました。


*奥の手?
 治療の合間に、F先生曰く、「さらに奥の手を身に着けていこうと思ってます。もっと奥の手があるんです。発案中の・・・。」とのこと。
 「水素です。キシロカインに水素を入れてしまうんです」
とのこと。どういうことなのか、その先のことは聞けませんでしたが、とにかくより効果があがることなのだろうと思います。
まぁ、理屈はわからずとも安全で効果があがるならこれに勝るものはありません。
 やはり、まだ治療をあきらめる気にはなれなくなりました。
 たとえ治療間隔がさらにあくにしても、効果が大きくなることでそれを補えるのであれば、まさにメンテナンス+さらなる改善に期待が膨らみます。
 毎回、ご自分に負荷をかけて技術を向上させ、治療成績を上げることに邁進されている先生にはひたすら頭が下がります。と同時にその治療を是非受けてみたいと思わずにいられません。

 ある意味、これから治療を受けられる方々はこの治療レベルからのスタートですから、少ない回数で効果を確認できると思いますし、治癒、改善の可能性も去年より格段に高くなっているでしょう。
 だからといって、私はこれまでの治療が無駄だったとは勿論思いませんし、本当に挑戦してよかったと思います。


*経過安定
 治療中に消えた耳鳴りでしたが、さすがに消えたままにはならず戻ってしまいましたが、昨日までは気にならない日がほとんど。朝晩の増強度合もわずかに小さくなっており、この3週間は快適日がほとんどでした。次回またエコーでの注射で消失、あるいは軽減状態がもっと持続するかもしれません。
 
 昨年は定期的に更新ができましたが、今年からは不定期になると思います。
 時間の経過とともに治療環境も大きく変わりつつあり、それは自然な流れです。
 しかし、長く続けているとこのように予期せぬ出来事を体験するので、もちろん今後も書き続けていきます。
 
 


2017年2月22日水曜日

私の耳鳴り 2017年2月現在

2017年に入りあっという間に2月が過ぎようとしています。
私事に追われたことと、治療はこの間2回でしたので、更新遅れてしまいました。
まず現在の私の耳鳴りの状態を記録しておこうと思います。

*耳鳴りの強さ
  治療1年5か月。
  私の耳鳴りは、左がメインで右はわずか。
  常時鳴っているものと、顎や首の動きで大きく聞こえる耳鳴りの塊の2種類ある。

  ♦常時聞こえる耳鳴りについて。
   治療開始前の強さを10とすると3~7くらいの間で振れ幅あり。
   消失の感覚は短時間に十数回経験。しかし、持続には至らず。
   今年1月はやや成績不良の感あり。治療間隔があいていること(診療所混雑のためやむなし)
   と関係があるかはわからない。

  ♦奥に潜んでいる耳鳴りの塊について。
   相変わらず、顎を前に出すとかなり強く鳴っている。
   最近は首を右に傾けてもその塊音が聞こえる。動かさなければ聞こえない。
   ただし、外側の耳鳴りが消失レベルになったときは、塊音も半減程度になることがあり、この2
   種類の耳鳴りが、根っこが同じものなのか、感覚的にわからない。

*耳鳴りの音質
  ♦常時鳴っている耳鳴り
   以前に比べ明らかに音が高くなっている。たぶん8000Hzに近い。
   キーンがより細く、シーの感じが減っているが、強く鳴っているときはシーが優勢。
   最近は治療直後に高くなることが多く、小さくもなるのでわずらわしさがかなり軽減する。
  
  ♦耳鳴り塊音
   音質に変化なし。

   
*生活上の実感と治療への期待
   耳鳴り(軽度突発性難聴で聴力回復も耳鳴り残存)になってから今年で14年目に入ります。
   50代に入り、不定愁訴の連続とともに強くなりだした耳鳴りですが、40代にやり過ごせてい
   たレベルにかなり近づきました。
   ただし日内変動があり、日中は気にならずに過ごせることが多いのですが、朝晩はけっこう
   しっかり鳴っており、特に朝起き抜けが一番うるさく感じます。実際日中より大きいと思いま
   す。
   なんといってもブロック注射直後の軽減はほぼ毎回で、戸外の喧騒だけが気持ちよく聞こえ
   非常に爽快です。常に耳鳴りのせいで緊張している神経が緩むという感じです。
   ただ残念ながらこの消失感は持続しません。
   
   治療間隔が延び、若干成績が落ちていると感じるのは気のせいかもしれませんが、それだ
   けに継続治療に対する根気がものをいうとつくづく実感しています。
   現在の状況下では、この辺りが私の耳鳴り改善の限界なのかもしれません。
   過去ログにF先生の見解というのがありますが、まさに腰痛治療と似ていると思います。
   次の投稿に2回分の治療について書きたいと思いますが、継続のおかげで体験できた進化中
   のブロック治療に非常に期待をかけています。
   
   
    
 

2016年8月4日木曜日

F先生の見解・・・治療10ヵ月を前に

秋にスタートした耳鳴り治療も夏を迎えてしまいました。

治療開始から10か月が近づき、F先生が耳鳴り治療についての見解を話して下さいました。
以下、先生のお話を覚えている限り、まとめてみました。

<耳鳴りと腰痛は同じようなシステム>
 耳鳴りは、治すというよりも、悪化と改善の競争のようで、どうやらそういう病気のような気がする。
 治療している感覚からみて、日常の生活が耳鳴りの発生原因になっており、注射で改善させても、日常の障害があるので、治療が勝つか、悪化が勝つかというシーソーゲームをやっているような気がしている。
 これは腰痛と同じようである。
 腰痛の患者も、治療で腰痛がなくなるわけではなく、普段の生活で腰痛をおこす。
注射でその痛みは改善するが、また腰痛になる。だから永久に治ることなく腰痛を抱えて生活している。ただし注射をすることで腰痛の波は全体的に下がった状態で抑えられ、推移するので、それなりに幸せに生きていけるだろう・・・、それとほとんど似ていると、最近気づき始めた。
 痛みと同じシステムで耳鳴りも鳴っている・・・痛みの神経が興奮するかわりに、耳の場合は音を作る神経が興奮してしまうのだろう。
 日常生活において、そうなるようなストレスを必ず加えている、内耳神経に何か悪いことをやっている・・・。それと、(ブロック注射の)薬で治そうとする力と力の戦い合いになっている。こちらが勝てば耳鳴りは静まってくるし、悪化が勝てば、また音が大きくなる。
 だから、何が悪化になっているのかというのを正しく理解して、それを避けるようにしないとなかなか治らないだろう。しかしそれが何か、というのはなかなか分からない。
 ゆえに、「治す」というよりも「メンテナンス」という考え方になってくる。
 それが真実を突いているような気がする。他の方を診ているとそうである。
 腰痛と耳鳴り、ほとんど一緒・・・のようだ。
 2年3年と腰痛で通っている人がいるが、それは治すために通っているのではなく、日常生活を向上させるために通っている。
 そういう意味で、「治そう」とすること自体がおかしいかもしれない。
 これで日常生活をちょっと整えてあげましょう、底上げしましょうという考え方になってきた。

先生のお話は概ね以上です。
それにしても・・・耳鳴りと腰痛がつながるとは思いもよりませんでしたが、話を聞いているうちになるほどなぁと思いました。


*耳鳴りを悪化させる要因は生活の中に
 私は、耳鳴りの悪化要因が「音を集中して聴く」ということが耳の神経を痛めていると思い込み、「聴くということを続けているから、耳の神経が過敏になっている(=悪くする)ということなんでしょうか?」と質問しましたが、少し違っていたようです。
聞くことももちろんかもしれませんが、それに限らず、日常生活全体の中の何かということのようです。
仕事のストレス、睡眠不足など全ての中に何か耳鳴りを悪化させる要因があるということなのでしょう。しかし、何からくるのかは、もちろん分かりません。


*メンテナンス
腰痛の方で2年3年と先生のところに通っていらっしゃる方は、日常生活を支えるためのメンテナンス治療なわけですが、耳鳴り治療も、治療を止めるとまた大きく鳴りだすのかもしれません。ただし、鳴りだすといっても、そのレベルが下がっているかもしれませんけど、とのことでした。
そして腰痛と違うところは、体重がかからないということ。
腰痛は体重がかかるところなので、年々重力に負けて悪くなっていくそうですが、耳鳴りは体重がかかるところではないので同じ経過を辿るとは限らなさそうです。
つまり、これまでのようなペースで延々と続ける必要はないだろうという解釈ができます。


さて、このようにF先生の診断=見解を頂き、そろそろ区切り、あるいは終結が近づいてきたようです。
1年は続けるつもりで・・・と昨年末覚悟をして始めたわけですが、実際ここまでくると、F先生が先の見えない治療を継続して下さっていることのありがたさがますます身に滲みます。

自分の中で、腑に落ちるところ、を模索しているところです。

37回目は改めてアップする予定です。




2016年6月5日日曜日

突発性難聴 治療法の最有力候補として

*よくわかる突発性難聴治療記
 私は13年前に軽度の突発性難聴ながら耳鳴りがしっかり残ってしまい、今日に至っています。
 突発性難聴と耳鳴りはセットといっていいほど併発する方が多いのではないでしょうか。これにめまいが加わると重度だそうです。
 耳鳴りもつらいですが、突然聞こえなくなるというのは恐怖です。いつも突発性難聴の方が日常損傷病学のサイトにコメントされるのを見ると、藁をもすがる気持ちなのだろうと想像しています。

 すでにF先生のサイトに、突発性難聴の方の治療過程のブログがリンクされておりますが、もう一つ、今春からの突発性難聴と耳鳴り治療で上頚神経節ブロックを受けられている方のブログがあることがわかりました。
管理人のねこたまさんの許可を頂きましたのでリンクさせて頂きます。
是非ご覧になってみて下さい。

 ある日突然、世界から音が半分消えた~突発性難聴治療記~

 発症から退院にいたるまで、このブロック注射も含め受けた治療、そして退院後に試した治療その他、画像も交えてとてもわかりやすく書かれています。そしてチャレンジ精神旺盛でいらっしゃいます。

私自身は、発症18日目のオージオグラムのグラフ変化の画像に見入ってしまいました。どの治療が功を奏したかは限定できませんし、誰でもがこのような変化を得られるかはわかりませんが、改善を大きく期待させるデータです。
 さらに先日、ブロック12回目で初めて耳鳴り消失を短時間ながら体験されたようですが、私が初めて耳鳴り消失を体験したのも12回目でした。
治療間隔が違うと思いますので単なる偶然だとは思いますが、それにしてもそのくらいの回数で効果を実感できたという事実は、患者にとって大きな希望になります。

 この回数を多いと思うか少ないと思うか・・・は人によるかもしれません。
 少なくともわかることは、これだけ続けられる理由は、F先生のブロック注射が安全性が非常に高く、注射の痛みが少ない(あるいは感じない)からだということです。
私は既に30回を超えていますが、先日の記事に痛みについて書き忘れてしまうくらいでした。(書き加えてあります)


*できるだけ早く
 日常の難病は数知れずあると思いますが、聞こえなくなること、四六時中頭の中で騒音が鳴り続けること、これらがどれだけ生活に大きな支障をきたすか、死に至るようなものではなくても、人生を狂わせるものの一つであることは確かです。
 しかも見た目にはわからないので、周囲にはなかなかわかってもらえません。
治療法に関しても決定打!と言えるものがない中で、悶々とすることになります。
 13年前にはもちろんなかったこの上頚神経節ブロック注射は、現時点で最有力な治療法だと思います。
 しかしこのブロック注射のできる医師がF先生と他に、わかる限り1名いらっしゃるだけだということが残念でなりません。
 治療に来られる患者さんは増えているようで、F先生のご負担は大変なものだと思います。その精神力にはただただ頭が下がるばかりです。
 治療開始の早さが決め手の突発性難聴。早ければ早いほど1本のブロック注射が効果的に活きることでしょう。 

 ですから・・・一患者として、この治療をして下さるお医者さまが一人でも増えることを願わずにいられません。
 最後に重要なリンクを・・・。

 人としてチャレンジ(突発性難聴撲滅へ)日常損傷病学
 
 
最新の治療経過は少し後に致します。

2016年5月1日日曜日

上頚神経節ブロックの効果・・・耳鳴り治療半年を振り返る

*当ブログを訪れて下さるみなさまへ
 このブログをご覧下さっているみなさま、ありがとうございます。
 たぶん耳鳴りに大きな関心のある方々がほとんどではないかと推測しています。
 本来ブログなど得意でない私が、上頚神経節ブロックという一般的に知られていない耳鳴り治療の一例、参考となるべく、なんとか続けてきました。
 日々の忙しさでちゃんとお答えできないだろうと思い、コメント欄を設けておりませんが、経過を見守っていただければありがたく思います。

 さて、上頚神経節ブロック注射による耳鳴り治療も、こつこつ続けるうちに半年が過ぎました。
 耳鳴り治療を決断した時長期戦を予想しましたが、まさにその通りになりました。
 連休に入っていることもあり、治療タイミングが少しずれますので、ここまでどんな経過をたどってきたかを振り返ってみることにしました。
 30回近くになりましたが、行きつ戻りつしながらも、確実に改善してきていると感じます。

*現在の耳鳴りの高さ
 もともとの耳鳴りは、キーとシーが混ざった、ホワイトノイズに近い高めの音で、その感じは変わりませんが、より高めになり、薄まったような感じです。
 当然強さとの兼ね合いでわずらわしさは変わります。
 

*現在の耳鳴りの強さ
 耳鳴り自体は、就寝中以外はずっと鳴っているので、残念ながら未だ消失には至っていません。特に顎を動かすと頭の中で鳴る耳鳴りの塊(「私の耳鳴り」に記述。文中に8000Hzで50dbとありますが、この2年は35dbでした)は、時々少し小さくなるようですが、基本的にほとんど変わりません。
 しかし、表面の耳鳴りの強さはずいぶん変わりました。一定していませんが・・・。

 ・9割以上軽減:
   最高の状態!これまで、数回経験。
   消失といってもいいところですが、残りの1割は、もしかしたら町の喧騒に紛れ
   ているので耳鳴りが聞こえないのかもしれないと考えます。
   世の中の雑音がクリアで(変な表現ですが)嬉しくなる爽快さです。
 ・7~8割減
   かなり快適。気にせずいられる。現在週1~2くらいで体感。
   これが持続できたならば、完全に納得、十分快適な聞こえで生活できます。
   消失ではありませんが、私はこのレベルなら十分やっていけます。
 ・4~6割減
   半減程度。鳴っているのを常に自覚。現在週の半分程度がこの状態。
   何かに集中している時に忘れているレベル。
   このくらいなら仕方ない、折り合っていきましょうというレベル。
 ・3割減以下
   わずらわしい。何をしていても気になる。特にブロックの翌日、翌々日におこるリ
   バウンドは治療開始レベルに近い時もあってきつい。その後軽減することを信じ
   て儀式と思ってやりすごしてます。
   あとは疲労やストレス、睡眠不足で増強するようです。
   最近時間が短めで、強さの度合が減少傾向です。

 2、3割から消失に近いまでの振れ幅で、かなり差がありますが、13年続く耳鳴りが、ここまで変化したということは、あきらめレベルからすればすごいことです。
継続した成果を実感しています。
 他の治療法も併用すればもっと改善するのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、当時自分なりにいろいろやってダメだったことで長らくあきらめた状態でした。この治療法との出会いは運としかいいようがありません。それゆえ最後のチャンスかもしれないと、これ一本で頑張ってみようと思ったわけです。

 どの程度で納得だ~と言えるかは、今後の経過ではっきりしてくるかと思いますが、まだ少し道のりがありそうです。
 数字で表してみても、あまりにも主観的で参考にならないかもしれませんが、私の中の治療過程でできてきた基準です。


*耳鳴りの改善日数(1週間内)の経過
 5割以上の改善日数は、
 治療1~6回目:ほとんどなし。
 治療7回目:初めて治療後すぐに音量減を体感。耳奥の耳鳴りも半減。
 治療9回目:注射後3日目に半減以上の軽減
 治療12回目:直後の音量がほとんど消失状態になる。ただし持続は2~3時間。
 治療16回目:半減以上軽減状態が2日持続し始める。
 治療19回目:9割減状態が2日持続。
 治療23回目:リバウンドの日が1日になり、軽減状態の日が3日から4日持続。

*リバウンド(好転反応=いったん耳鳴りが増強する)
 リバウンドらしきものは、治療7回目、初めて直後の音量減を体感したあたりからあったと思いますが、はっきり自覚したのは10回目あたりからでした。
23回目からリバウンドの時間が短くなり始めているようです。
 リバウンドの強い時は、治療前にもどったかと思うような感じですが、1日ないし2日で落ち着きます。このところそこまでいきません。ありがたや。

*副作用
 ・不整脈(心室性期外収縮):治療4回目の夜に1発。以後なし。
 ・ふらつき:治療後歩いていて一瞬グラッとした。すぐ治る。これまで2度くらい。
 ・首:治療直後数十秒、首が自由に動かせない感じがする。数分で戻る。数回。
 ・顎のしびれ:治療後数十分して消失。1回。
 
私は注射直後のふらつきがなく、よくF先生が心配して「ふらついたりしませんか?」と聞いて下さるのですが、注射後ベッドからすっと立ち上がってシャキッとしたまま診療所を出るので、先生は(薬に対して)強いなぁ、と思われるようです。
患者さんの中にはふらつきがしばらく出る方がいらっしゃるのかもしれませんが、私は1度、診療所を出てから大股で足を踏み出してグラッときた経験があるのみです。

*注射の痛みについて
 一度記事をアップしましたが、このことを書き忘れておりましたので加えます。
 つまり忘れるほど痛くない注射だということになります。
 全く無痛というわけではありません。しかし、かなり高い確率で無痛のことが多く、
 あっても、まぁ針が侵入するので少しは痛いこともあるだろう、と十分我慢できる程度のものです。
 注射がきらいな方にとっては恐怖があるかもしれませんが、F先生の注射はきわめて痛みが少ないです。
 

*耳鳴り以外の効果
 1)不眠
   治療開始当初の第一目的でした。治癒しています。
   10回目の夜に熟睡できたのを弾みに、年末年始にかけて顕著に睡眠時間が
   延び始め、きつかった中途覚醒の回数が0または1となり解消。
   睡眠薬を極力使わないようにしていましたが、必要がなくなったという感覚でし
   た。
   現在の睡眠時間は5時間半から6時間平均です。中途覚醒なしです。
   この2日間は連休に入ったせいか、7時間寝られるありがたさです。
   なお、睡眠薬については、神経が興奮状態でとにかく寝ないとまずいという時
   に、頓服として処方の半量服用することがありますが、頻度は月2~3回です。
   今も、ブロック注射のあとしばらくすると眠気がきたり、夜に熟睡するなど、
   睡眠に良い影響を与えてくれます。

 2)頭痛
   私は頭痛持ちではないのですが、たまたま緊張型頭痛のような状態だった時に
   治療を受けたところ、即効でフワ~っと頭の緊張が溶け、頭痛から解放されまし
   た。予期せぬ出来事だったので不思議な感覚だったのをいまだに覚えていま
   す。

 3)脳の活性化
   これを感じ始めたのは今年に入ってから。脳が元気!という感覚。
   疲れ知らずな感じでやる気が持続します。
   ちなみに賢くなるわけではありません。(笑)
   なんだかこの頃ずっと体調が底上げの感じなのはなんだろう?と思ううちに、こ
   の注射のおかげかもしれないと思ってF先生に尋ねたら、案の定脳に効くとのこ
   と。他に栄養ドリンクとかサプリメントなどは取っていないので、たぶん注射のお
   かげと思っています。
   しかしイケイケドンドンで調子に乗り過ぎ、結果的に体がへばるようなことに。
   反省しました。コントロ-ルが必要です。
   でも、アラ還(アラフィフ卒業ですw)突入の働く女性にとっては大変ありがたい
   「ついで効果」であり、実はこのことが耳鳴りの気になり度をカバーしてくれてい
   る可能性もあります。うまく生かして、アクティヴに活動したいものです。


 以上、現時点の耳鳴り状況と、このブロック注射で体験した他の効果をまとめてみました。書きたいことがつらつら浮かんできますが、また改めて書きたいと思います。


 

2015年12月11日金曜日

耳鳴り治療の一例として

 この度、お世話になっているF診療所院長F先生作成の「日常損傷病学」に、
このブログをリンクして頂きました。
以下の2箇所にリンクされております。

日常損傷病学:上頚神経節ブロック
日常損傷病学:耳鳴り治療法完成報告(上頚神経節ブロック)

 内容はもちろん医学専門的なことが主体ですが、患者の視点から学ぶことも多く、一読者としても医学の話を通じてさまざまなことを考えさせられ、興味の尽きないサイトです。
 是非、ご覧になってみて下さい。

2015年12月7日月曜日

上頚神経節ブロック注射の耳鳴り改善率

*治療成功率85.7%
 この頃、F先生のお書きになっている「日常損傷病学」というブログの中に、耳鳴り治療成績の投稿がありました。
(ご興味のある方は、こちらをご覧下さい)
 今年の症例による成績ですが、8割以上に改善があるというのは、耳鳴り治療をあきらめていた身としては、とても魅力的な数字です。今年に至るまでにも数十例の方の耳鳴りを治療されて、多くの方を軽快させてこられたようですから、実績があるものと思います。
 耳鳴りの状況は人それぞれなので、どの程度の改善をもってよしとするかの程度もいろいろだと思います。しかし、「改善する」ということ自体が、状況が変わらず慣れるしかないとあきらめている者には大きな希望になります。私もそこに希望を託しています。
 
*ブロック注射の効かない耳鳴りもある
 しかし一方で、この治療法が無効の症例も報告されています。それが私の目を引きました。
 つまり個別に実施してみないとわからないものの、ブロック注射で直り難い耳鳴りの特徴があると推測されていることでした。それは、
   ①耳鳴りの音量に変化がない。
   ②入浴などで耳鳴りが増大する。
   ③ブロック直後に耳鳴りの音量低下がない。
というものです。
 私の場合、②はあてはまりませんが、①に近く③は該当してしまいます。数の少ない無効例(10~20%)のグループに入ってしまっているように思えて、少々暗い気分になってしまいました。F先生は無効な治療を続けることはなさらないと思うので、もしかして早い段階でピリオドが打たれるのかな?などと考えたりもして・・・。
 それはともかく、無効の場合もあるということを医師、患者ともに事前に認識しておくことは重要だとあり、改めて心構えをしっかりしておかないといけないんだな、と思った次第です。

・・・とはいうものの・・・。すでにやや意地になり始めている自分を自覚しながら、正直なところ私は、続けていったら変わるかもしれない、耳鳴りが消失までいかずとも、小さくなったとはっきり自覚できるところまで粘りたいという気持ちでいっぱいでした。
 


 

 

初めてのブロック注射(上頚神経節ブロック注射)      2015年10月16日

*不眠と耳鳴りで受診
 無痛だった手首の注射にすっかり感心してしまった私は、自分が悩まされている耳鳴りや不眠症もブロック注射で治療できることをF診療所のホームページで知り、沸々と治療に対する意欲が湧いてきました。2回目の診療予約を取った後、手首がさらに回復したので、「そうだ、もし手首の注射が必要なくなったら、新たに耳鳴りと不眠症の治療をお願いしよう」と決めました。決めるに至った経緯は「はじめに」のところで話した通りです。
 やはり2度目の注射は必要なかったので、不眠と耳鳴りを治したいと先生にお願いしました。内容は以下の通り。

症状
 1)不眠症・・・神経が立ったままの感じで、深く眠れないのがつらい。
         平均睡眠時間5~6時間。中途覚醒(3~5回目覚め
                   
         ここ数か月、夜中に目覚めて動悸がする。頻脈のときもある。
   
 2)耳鳴り・・・左耳。睡眠時や疲れた時にしばしば強くなりつらい。
        通常、シーという高い耳鳴りがしている。
        それと関連しているかはっきりしないが、顎関節を動かした際、
        中でかなり強いキーンという耳鳴りが常時鳴っている。
        顎を普通にしていればその音はひっこんでいる状態。
   経過:2002年11月 右耳突発性難聴。薬でほぼ治癒。
      2003年5月 左耳突発性難聴。薬効かず、耳鳴りが残る。
      聴力は日常生活に支障なし。ただし高音は耳鳴りが邪魔になり
      8000Hzで右30db、左50Hz位。
      最初の1~2年、耳鼻科治療、鍼灸治療等継続するも改善せず。
      あきらめたまま今日に至る。

 実はこの頃一番つらかったのは、むしろ不眠の方でした。質の良い睡眠が得られない状態が続いていて、めまい、動悸などの症状が出るたびに不安になります。
耳鳴りは、あきらめて久しく、何割かでも改善してくれれば御の字という気分でした。

 F先生は、私の訴えた症状が、ほとんど上頚神経節ブロック注射というF先生独自の注射の適応に入ると仰り、お願いすることにしました。
(上頚神経節ブロック注射についてお知りになりたい方はこちらへ)

*首の上方へ打つ注射
 首への注射はもちろん初めてですし、ブロック注射自体も初めてです。どんな感触なのか見当もつきません。にもかかわらずあまり緊張しなかったのは、やはり前回の先生の完璧なまでの手首の注射体験が支えになっていたと思います。
 注射の場所は、左右両側の首の耳に近い方でした。 
 今回は首ですから注射の様子は全く見えません。(仰向けの状態でした)
 先生は、注射前に「痛くないようにやりますが、もし痛いと思ったら痛い顔をして下さい」と仰いましたが、実際患者の痛がる様子を見ながら針の入れ方を変えていかれるようです。
 幸い、私は痛い顔をせずにすみました。
 右はやはり無痛。左はわずかに痛みがありましたが、我慢するというほどのものでもありませんでした。

手首のときもそうでしたが、この時も先生はとても慎重で、念入りに時間をかけていらっしゃいました。2~3分くらいかかっているでしょうか。ゆっくりなために針が侵入している感覚があまりありません。起き上がっても何事もなく終わりました。

以後、この注射はいつもこのような状態で続いていきますが、毎回変わることがないということが、治療を続けるときの安心感になっていると思います。


*注射後の反応
 耳鳴り・・・早い人だと、直後に耳鳴りが消えたり、小さくなったりするようですが、残念ながら、私は何も変わらずでした。
 ただ、帰りの電車内で、いつも聞こえている耳鳴りが聞こえず、もしやこれは小さくなっているのでは?と期待。でも、電車内の喧騒で溶け込んでいるだけかもしれず判別できません。
 それでもだいぶたった頃、とある駅で急に耳鳴りがはっきりと聞こえだしたので、それならさっきまではおとなしくなっていたのかも、と推測するという、なんとも心もとない反応でした。

 睡眠・・・耳鳴りよりも顕著だったのは睡眠の方でした。
 帰りの電車内でほどなく強い眠気が出始め、きっと注射の効果だろうと思い、用事があったのですが取りやめ、せっかくの眠気を生かしたいと帰宅し、いつもより早く就寝。久しぶりに泥のように眠りました。しかも、睡眠薬を飲んだ時の眠りとはまるで違う眠りなのです。
 薬でむりやりフタをするような眠りではなく、脳の張りつめた緊張が自然に溶け、深くしっかり休まる質の良い眠りでした。本当に気持ちのよいものでした。
 ただ残念なことに、時間は短く4時間ほど。目覚めた時「これは6時間は寝たな」と思ったのですが、時計をみてがっかり。でも錯覚するほど良く眠れたということです。

*翌日以後
 熟睡のおかげで、翌朝の頭は日本晴れのようにスッキリしていました。
 ところが、頭のスッキリのせいか、耳鳴りがやけにクリアに聞こえてしまうので、大いにとまどってしまいました。
 これが改善につながるのか、まずいことなのかわかりません。
 まぁとにかく始めたばかりなのだし、と自分に言い聞かせて、手首の注射の時同様、様子見です。

 結局、初めてのブロック注射は、とても満足できる深い眠りを得られたことが1番でした。ただ、それも1日だけ。耳鳴りは数時間のあまりにもおぼろげな変化で、やっぱり厳しいのかもしれないな~という印象でした。
道のり遠そう・・・と思いましたが、少なくとも睡眠が少しずつ改善されれば、それにともなうあれこれの症状も軽くなるだろうし、気分的にかなり楽になるだろうと次回に期待しました。