2015年12月11日金曜日

8回目 2015年12月4日

*左耳への注射を2%の濃度に高くして行う
 今回は、注射後すぐの耳鳴り音量の減少と耳奥の耳鳴りの音量減少という二つの明確な変化を、自信を持ってF先生に報告することができました。
 特に、耳奥の耳鳴りの塊が半分位になったことについては、先生も少し驚かれた様子でした。
 ただし、持続時間がどちらも3時間程度だったことを話すと、先生は可能性があることを認めながらも、注射によって血行がよくなっている時間のMAXが3時間であること、つまり薬が効いている時間が正味3時間だと仰ったので、つまりその間だけの効果だったということがわかりました。
 先生はその3時間を重ねていくことによって、少しずつ回復していくのを期待するんですと説明されました。
 そして次の手を考えておられるようでしたが、今回は左耳のみ、今まで1%の濃度だった注射を2%にしてやってみることになりました。右耳はこれまでどおり1%です。
 濃度が2倍になっても血行が倍になるわけではないそうですが、効果時間が長くなるようです。
 先生は、「今日も変化がでますよ、たぶん」と期待を持たせて下さり、注射を深めにやれば効果が毎回出るような気がするので、意識してみます、と仰いました。


*注射後の経過
 この1週間の感触は以下のようでした。
 ・直後の反応
   前回と同じく、表面の耳鳴りはほどなく半分位まで高く、小さくなる。
   持続時間は6時間程度。
   耳奥の耳鳴りの塊も小さくはなったが、残念ながら前回ほどではなく3割減位。
   これはあまり持続せず、前回同様3時間くらいだった。
 注射の日の深夜
   増強したと感じる。小さく感じていた分反動が来たような感覚。
   確か前回もそうだった。
 ・翌日~6日間
   大きくなった耳鳴りが、翌日は軽くなり、直後の小ささまではいかないが、
   全体的に約2割減の状態をキープしている。朝と夜が大きくなるけれども、
   落差が少し小さくなった。
   注射後5~6日後になると、ずっとではないが少し戻ってしまう時がある。
   たぶん、仕事で耳を酷使しているせいもあると思う。   


*薄紙を剥ぐように
 前回(7回目)、耳鳴りの音量がはっきりと小さくなるのを初めて感じましたが、その時のレベルを基準に振り返ると、薄紙を剥ぐような感じで耳鳴りのレベルが下がってきている感じです。
 注射直後で5割減位になり、その後強くなり、また軽くなり、平均して2割減のところで止まっているという感じです。それから、朝晩の強さが以前に比べてましになっていると思う日が増えました。
 残念ながら、耳奥の方の耳鳴りは思ったほど効果がありませんでした。
 せっかく2%の濃度にして頂いたのに・・・。
 やはり頑固な塊です。


*いつの間にか消失していた症状
 睡眠については、大きな変化がないので書いていませんでしたが、注射の日は比較的深く眠れるものの、中途覚醒が根本的に治った感じではありません。それでも1、2回位の目覚めで済むようにはなっています。
 ただ、夜中に目覚めて動悸がしたり、脈が速くなったりという症状はだいぶ前からなくなり、また、週に数回出ていた一瞬クラッとするめまいも、治療開始後すぐに出なくなっていました。
 今頃思い出して、注射の効果かどうか確かめる術はありませんが、とにかく症状が減ったのはありがたいことです。